内容説明
歴史、社会構造、人間存在の総体を解読するロゴスのダイナミズム。巨人のしびれる言葉を媒介にして、混迷を深める「現在」を瑞々しい感性で照射する新思想エッセイ。
目次
1 すべてを疑え―批判的精神
2 商品の命がけの飛躍―価値の本質
3 プロレタリア諸君、団結せよ―資本家対労働者
4 大洪水よ、我が亡きあとに来たれ!―資本主義の正体
5 このひき蛙どもを見ろ!―階級闘争のイデア
著者等紹介
浅尾大輔[アサオダイスケ]
1970年愛知県生まれ。小説家。名古屋大学法学部を卒業後、新聞記者、労働組合の職員をへて現在に至る。2003年、小説「家畜の朝」で第35回新潮新人賞受賞。2008年、貧困に喘ぐ若者の現実を「表現活動」により伝える雑誌『ロスジェネ』を刊行、2010年の終刊まで編集長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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