出版社内容情報
ドイツの大公爵が書き残した813の文字にかくされた秘密とは? ルパン、ホームズ、殺人鬼をまきこんでの、ルブラン最大の傑作。
内容説明
ダイヤモンド王といわれるケッセルバックが、心臓を短剣でつらぬかれて死亡した。シャツの胸もとに、アルセーヌ・ルパンの名刺がピンでとめられていた…。「いや、ルパンが殺人をおかすわけがない」と、ベテラン刑事ルノルマンが立ちあがる。謎の数字「813」、そして正体不明の王子ピエールをめぐって、くりかえされるおそろしい犯罪。そのさきに、おどろくべき真実が待ちうけている。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
66
分量のあるものを一冊にリライトしてあるそうなので、読んでいてかなり目まぐるしく感じた。そのかわり内容の盛り込みようが素晴らしく、推理小説的趣向が効きまくりでたいへん面白い。展開のスピーディーさには戸惑いもあったし、気持ち良さも感じたがこれだけのものを、軽く一気読みできるのも児童書レーベルゆえの楽しみであろう。2017/10/04
たかなし
29
謎のL,Mなる人物が人を殺していきます。それをルパンが追います。××がルパンなのは分かったけどまさか×××もルパンなんて‼めっちゃ面白かったです!是非原作も読みたいですね!★★★★☆2018/08/22
ふっちー
13
実家に揃っているシリーズのうち、 813始めいくつかなかったので、図書館で813から。懐かしい!南さんの訳も本当に懐かしいです。原作の1/3になっているそうですが、これでよいかも…2019/04/30
十六夜(いざよい)
5
話がかなり込み入っている上にルパンの変装もあり、二転三転する内容に着いて行くのがやっとでした。子供の頃図書館で読んでたルパンシリーズで一番印象的なタイトルでした。2015/01/01
科学の小鹿
4
毒のコーヒーをのんでしまっても、必死に謎をとこうとするルパンがカッコよかった♡2013/05/08