まんがでわかるみんなの遺伝子の謎

フランドリ，クラウディア【作】〈Ｆｌａｎｄｏｌｉ，Ｃｌａｕｄｉａ〉/山内 豊明【監修】/山崎 瑞花【訳】

西村書店（新潟）（2021/05発売）

• サイズ A5判／ページ数 188p／高さ 21cm
• 商品コード 9784867060230
• NDC分類 467.2
• Cコード C0045

内容説明

好奇心旺盛な双子の姉妹・コハクとアオイ。ふたりは、賢いヒヨコのピオと、ＤＮＡの世界を探求する冒険の旅に出る。遺伝子のことがわかる、カラー版サイエンスコミック。

目次

１章　細胞の中の大冒険
２章　核の中へ！―ＤＮＡのトリセツ
３章　進化の秘密
４章　核の外へ！―ＲＮＡのトリセツ
５章　タンパク質は何でも屋
６章　ところで、染色体って何？
７章　野菜畑の科学者

著者等紹介

フランドリ，クラウディア［フランドリ，クラウディア］ ［Ｆｌａｎｄｏｌｉ，Ｃｌａｕｄｉａ］
ピサ大学（生物学専攻）卒業後、ウルビーノやミラノの専門学校でグラフィックデザインやビジュアルコミュニケーションを学ぶ。イタリア学術会議（ＣＮＲ）、ケンブリッジ大学ガードン研究所、イギリスの王立化学会（ＲＳＣ）などでイラストレーターとして活躍している

山内豊明［ヤマウチトヨアキ］
放送大学大学院文化科学研究科生活健康科学教授。名古屋大学名誉教授。１９８５年新潟大学医学部医学科卒業。１９９１年同大学院博士課程修了、医学博士。１９９３年から１９９５年までカリフォルニア大学サンディエゴ校分子遺伝学研究センターに勤務。１９９６年ベース大学看護学部卒業、１９９７年米国ナースプラクティショナー免許取得、１９９８年ケース・ウェスタン・リザーブ大学看護学部大学院博士課程修了、看護学博士。２００２年より名古屋大学大学院医学系研究科基礎・臨床看護学講座教授。２０１８年より現職

山崎瑞花［ヤマサキミズハ］
上智大学文学部史学科卒業。幼いころより、美術や文芸を通じて異文化にあこがれ、大学ではイタリア・ルネサンス期の文化史を専攻。『世界魔法道具の大図鑑』（西村書店）で翻訳デビューを飾る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かおりん]

細胞を構成しているもの→細胞膜・細胞質・核・ミトコンドリア・滑面小胞体・粗面小胞体、ゴルジ体。DNAにRNA、ヌクレオチド。マンガは楽しく見れるけど内容が頭に入っていかない。用語も仕組みもとにかく難しい。目の色の秘密は、メラノサイトの中にあるメラニンの量によってきまる。メラニンの量が少ない場合、濃茶色は他の色を覆い隠せないので間質の青い繊維が見えて青い目である。ヌクレオチドのペア。ＡとＴ、ＣとＧのイラストがかわいい。

2022/09/02

[むさみか]

この本はイタリア版学習漫画なわけですね こーんなに可愛らしい読みやすいイラスト 総ルビいり だから簡単かと思ったら とんでもない めっちゃ難しいですよ 頭の中がドロドロになりました 内容的には高校生物くらいかなぁ と思います お話の進め方は　 小さくなって細胞の世界まで探検するという 典型的なパターンですが 双子ちゃんのやり取りが なかなか癖があり 可愛く真面目な日本の学習漫画より ウイットに富んでいます

2021/10/13

[つっきーよ]

DNAは4種類のヌクレオチドでできており、TとA、CとGとペアが決まっている。それが、2mに及ぶ遺伝子の鎖になり、細胞分裂する時には染色体になり、まとめられる。ペアになった遺伝子はRNAに転写するためにいったん外され転写した後はすぐに元に戻る。転写されたRNAは核膜孔から出て、リボソームがその情報を読み取る。その情報を元に必要なアミノ酸を20種類の中から選び設計図通りにタンパク質を作り出す。大学受験レベルの内容を分かりやすく説明しており混乱しそうな所でもすんなり理解する事ができた。

2023/06/13