感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
66
表紙からして、何ともほのぼのと温かい。お父さんと「わたし」の日々を、忘れがたいエピソードを交えながら描いた絵本。あおき ひろえさんの作品初読み、じんわりとした心温まる絵と文に癒される。人物の表情、花や木、生きものたち、みんな優しい色。「この人生をまっとうした おとうさん おめでとう」に涙。2021/02/28
☆よいこ
62
絵本。父親との思いでを振り返る。青いイチジクの実が印象的な表紙。▽老健などで年配の方に読み聞かせしたらいいんじゃないかな。2021/11/17
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
54
作者が亡き父に向けて書かれた絵本。小さい頃、亡き父が酔うとウサギの絵を描いてくれた事があり、同じようなエピソードが書かれていたので懐かしい気持ちになりました。父の存在感は、母親とは違う安心感かな。今はまだ完全に父の死を受け止められてない所があるので、読んだ後も父との思い出を懐かしいと感じただけですが、これから読み返す時は悲しさで溢れそうです。オススメして下さったanneさん、ありがとう。2020/09/09
ぱお
35
じんわりしみました。少ない文章に、温かくて深くて慈愛に満ちあふれた思いが込められていました。2020/11/23
anne@灯れ松明の火
33
新着棚で。2018年冬、あおきひろえさんの個展を観に行った。「父が3年前に亡くなって、心の穴をどうやって埋めたらよいかわからなかった。絵を描くしか方法がみつからなかった。だからこの展覧会は、わたしなりのお弔いであり、祈りのようである」という個展で、私も4年前に父を亡くしたので観たかった。その時、在廊したあおきさんに「いつか絵本にしたい」と伺った。その願いが実った絵本。良かったですね! お父さんへの想いがこもった、優しく、温かい絵本。この春、お父さんを亡くした友達にも見せてあげたい。5:45 2020/08/02