出版社内容情報
エスプリ幼帝が極悪非道な貴族達を手玉に取る、大帝国再興サバイバルファンタジー開幕!
内容説明
とある歴史好きの男が転生した先は、先代皇帝が暗殺されたブングダルト帝国。しかも、その新皇帝カーマイン(0歳)だった。「次俺の番じゃん、怖すぎ…!」と逃げる準備を始めるも、期待に満ちた民衆3000万人の大歓声を前に、逃げ切れないと悟る。腹をくくった彼は、暗黒の歴史に終止符を打つため、腐敗した帝国の大改革に乗り出す。嘘泣きで摂政から情報収集し、躊躇いのない恫喝で密偵を懐柔。高度な魔法で華麗に裏をかくと、悪徳貴族たちを青ざめさせていく!「余にひざまずけ!」エスプリ幼帝が悪を一掃!痛快サバイバル王政ファンタジー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
30
なかなか迂遠な展開だけど。貴族に祖父、父親が殺されてしまい母親の腹にいる時に皇帝と決まっていた主人公。愚かな子供の方が良いと思われ、ほぼ教育もされていない状態。普通ならアホな子になるが彼には前世の知性があったので赤ん坊の頃から魔法の訓練と情報収集を努め殺されないようにアホな子を演じるが、、諜報をする者からは魔法を使え賢い事もバレてしまったが、、諜報部の首領は血統主義らしく主人公には忠誠を誓っているが、、何気に信用も出来ない状況。唯一信用出来るのは側仕えの子供と婚約者のみ、、2022/03/04
りおる
12
書店にて帯に発売即重版と書かれていたので気になって購入。歴史好きの男がとある国の皇帝(0歳)に転生し、前世の記憶と知識により自分が暗殺される立場だと理解した主人公が生き抜くために、自分に期待を寄せる民の為に腐敗した帝国の改革に乗り出す物語。続きはとても読みたい。これからどうやって動いていくのか、他の登場人物がこの後どうなっていくのかも気になる。寝不足の頭のまま読んだので少し読み流してしまった部分があるのでもう一度時間がある時に再読しようと思う。2022/05/04
すがはら
10
生まれた瞬間からジリ貧な帝国の皇帝になっていた主人公。成人の思考力を持って雌伏の時を過ごす、と言っても周囲の人間に暗愚だと思わせないと殺される立場の幼児時代なのでノンビリしたものです。実際に動き出したら面白いだろう予感はたっぷりあります。ただ、既にハーレム形成が見えているのが気に入らないので2巻はすぐには買わないです。ちょっと様子見。2024/09/05
美周郎
10
権力に批判的な姿勢が強く感じられる、最近巷で言われるサヨクではなく伝統的プロレタリアートの思想のようだ。1巻はまだまだ雌伏の時だが、付いて回るもどかしさが意外と楽しい。2023/07/06
大島ちかり
10
辻褄が合うし、よく考えられていて面白かった。異世界ものだけど、国の歴史が良くできている。2022/08/30