目次
序章 “言語の実体”研究の「コペルニクス的転回」―言語の数学的基礎付け
第1章 Russellの一意性仮説・真理条件的意味論・Chomskyの意味論観とそれらの先に―「指示」概念から袂別した意味論
第2章 L〓bner(1985)の函数理論と本書の函数理論―西山(2003)の「変項名詞句」と「命題函数」の消去、そして、theと「は」の意味の数学的基礎付け
第3章 メンタル・スペース理論と西山理論の論争と総括―Fauconnier(1985/1994)の「役割」と西山(2003)の「変項名詞句」
第4章 西山(2003)の「変項名詞句」と「は」・「が」の問題、そして、新たなる函数理論
第5章 連体修飾節・日本語の関係詞は存在するか・「象は鼻が長い」の論理構造―「は」の更なる探究と三上説のインスピレーション
第6章 日英語のウナギ文の意味理論―新たなる言語事実と函数理論の分析
第7章 比較相関構文(Comparative Correlatives)における函数理論、そして、非制限関係節の意味理論と統語理論―Iwasaki(2017)の改訂理論
第8章 言語学的プラトニズムの復権―Chomskyの思想の変遷と誤謬
著者等紹介
岩崎永一[イワサキエイイチ]
慶應義塾大学経済学部卒業。英国に留学し、MA in English Language and Linguistics(University of Essex)取得。ケンブリッジ大学セント・エドモンド・コレッジ(St Edmund’s College,Cambridge)客員研究員(Visiting Scholar)などを経て、現在、複数の大学で教鞭を取る。研究領域:言語学(意味論・語用論・統語論)および言語哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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