出版社内容情報
キャリア教育は、大学の偏差値によってどのように異なり、学生に何をもたらすのか。
本書は、大学の文化に適応/抵抗し、キャリア教育の内容を取捨選択する学生と教員を、社会学的に分析することで、大学教育のあり方を考察する。
内容説明
キャリア教育は、大学の偏差値によってどのように異なり、学生に何をもたらすのか。本書は大学の文化に適応/抵抗し、キャリア教育の内容を取捨選択する学生と教員を社会学的に分析することで、大学教育のあり方を考察する。
目次
第1部 先行研究の整理と本研究の分析枠組み(大学におけるキャリア教育科目;学生の多様化と教員の対応;本研究の分析枠組み;調査の方法と概要)
第2部 偏差値序列への適応のプロセス(教育の学生に対する認識と授業実践上の工夫・配慮;授業実践;学生による授業評価;学生の進路選択に影響を及ぼす要因)
第3部 偏差値序列への抵抗(ボーダーフリー大学におけるキャリア教育科目担当教員のストラテジー;“ボーダーフリー・エリート”のストラテジー)
著者等紹介
菊池美由紀[キクチミユキ]
関西学院大学法学部卒業後、日本電気株式会社や公共職業安定所などでの勤務を経て、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教育科学専攻博士課程満期退学。博士(教育学)。現在は愛知淑徳大学キャリアセンター助教。専門:キャリア教育、教育社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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