出版社内容情報
明治ー大正ー昭和を代表する、岡山が生んだ文豪 内田百閒 の生誕100年を記念し、創設された文学賞の第17回目の受賞3作品を掲載。
芥川賞作家の小川洋子氏、読売文学賞作家・エッセイストの平松洋子氏、芸術選奨文部科学大臣賞・読売文学賞受賞作家の松家仁之氏らによる選を経た珠玉の作品集。
内容説明
最優秀賞「泣き女」寺田勢司 江戸時代、美作津山の坪井に住むひさは、産婆で生計を立てていた。当時の産婆は、湯潅や葬儀の際に泣いて送り出す「泣き女」という役も担っていた。ある日、泣き女を依頼された家の幼女から笑って送り出してほしいと言われ…。