出版社内容情報
本書は、『生命倫理学』の基礎を学び、各専門領域の展開を模索する初学者のための書籍である。生命倫理学の成り立ちから、がん治療の倫理、臓器移植医療の倫理、動物実験の倫理、遺伝子操作研究の概論を総括した。
目次
巻頭言 バイオエシックスの展開と未来への希望
序章 生命倫理学の成り立ち
第1章 生命の始期をめぐる倫理的・法的・社会的課題
第2章 生命の終期をめぐる倫理的・法的・社会的課題
第3章 がん治療における倫理的課題
第4章 臓器移植医療の現状と課題
第5章 医学・生命科学研究における動物実験の倫理
第6章 生命科学・医科学における課題と展望
第7章 遺伝子解析研究の発展によるゲノム情報のプライバシーと遺伝子差別
著者等紹介
丸山マサ美[マルヤママサミ]
九州大学医学研究院保健学部門。(学位)博士(医学)。(専門)生命・医療倫理学(Bioethics&Medical Ethics)。(経歴・職歴)産業医科大学病院・慶応義塾大学病院勤務後、九州大学医療技術短期大学助手、九州大学医学部保健学科講師を経て現職。九州大学21世紀プログラム・九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC‐SP)兼任する。この間1999・2010年度Georgetown University Joseph and Rose Kennedy Institute of Ethics THE INTENSIVE BIOETHICS COURSE参加。(主な学会活動・業績)日本生命倫理学会・日本医学哲学倫理学会評議員。日本医史学会会員・日本看護歴史学会前理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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