出版社内容情報
都立高校の教員として硬式野球部の監督になり、甲子園に出場することが夢だった著者が最初に赴任したのは養護学校だった。その後、知的障がいのある生徒へのソフトボール指導で実績を積み重ねたが、生徒たちが甲子園に憧れ「硬式野球をやりたい」と思っても叶わない現実があった。
「いつか生徒たちと硬式野球に挑戦したい」その思いが次第に大きくなっていき、野球を応援するさまざまな人たちと協力した「甲子園夢プロジェクト」が形となり、その原点となった出来事をまとめた。
内容説明
プロの目からも、決して夢物語ではありません。知的障がいのある硬式野球部員が甲子園出場をもぎとる。健常者と何も変わらない。新しい常識が必ず生まれます!
目次
第1章 屈辱(野球歴;パニック障がい;挑発;やる気;葛藤;合宿;夜;変化;屈辱;遅刻と初登板;決断)
第2章 希望(不安;心配;惨敗;補導;愛情;ブログ;大量退団;大会;予選;高校野球;四月)
エピローグ
あとがき
著者等紹介
久保田浩司[クボタヒロシ]
1966年1月東京都八王子市生まれ。1988年3月日本体育大学体育学部体育学科卒業(硬式野球部所属)。1988年4月都立養護学校教諭に採用される。2021年度で知的障がいのある生徒指導一筋34年目を迎える。東京都立青鳥特別支援学校主任教諭。甲子園夢プロジェクト代表。NPO法人日本ティーボール協会常務理事。社会人硬式野球クラブチーム監督(2011年~2018年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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