出版社内容情報
今日の地域福祉は、地域の生活困難者、自立困難者の保護・各種支援事業に傾斜し、その中で、市町村は地域住民のボランタリーな活度に地域福祉・在宅福祉の責任を負わせていこうとしている。佐山満夫は、地域福祉推進を通して、住民の主体的な活動と町行政の在り方を同時的に追求してきたコミュニティ・オーガナイザーであり、その活動を紹介したものである。
内容説明
非力と言われた社協がその主体性を保持することは並大抵のことではない。その要諦は何かということを示したのが、社協マン佐山の挑戦であった。この姿勢を学んでほしい。
目次
第1部 コミュニティ・オーガナイザーのレジェンド(プロローグ;五色町とはどんなところか;五色町社協の変遷(佐山さんの取り組みを絡ませながら)
社協に全身全霊を打ち込んだ男
町長の横暴な町政と闘う
地域福祉の在り方をめぐって)
第2部 社協基本要項を具現化する
第3部 佐山さんへのメッセージ
著者等紹介
塚口伍喜夫[ツカグチイキオ]
昭和12年10月兵庫県生まれ。昭和33年3月中部社会事業短期大学卒業。昭和33年4月日本福祉大学編入学。昭和33年8月同退学。昭和33年9月兵庫県社会福祉協議会入職。その後、社会福祉部長、総務部長、事務局長、兵庫県社会福祉協議会理事、兵庫県共同募金会副会長を歴任。平成11年4月九州保健福祉大学助教授、教授、同大学院教授。平成17年4月流通科学大学教授・社会福祉学科長。平成25年10月NPO法人福祉サービス経営調査会理事長、その後顧問。平成26年10月社会福祉法人ささゆり会理事長。平成27年9月トアロード会会長・その後顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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