出版社内容情報
『ザイム真理教』(19万部)『書いてはいけない』(24万部)と3部作のシリーズデザイン
ーお金よりもずっと大切なことー
■突然の余命宣告から、治療法の選択、がんとお金、人生観まで、著者渾身の闘病記録!
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目次
第1章 突然のがん宣告
第2章 殺到する「がんの治し方」
第3章 がん治療とお金
第4章 私の選択
第5章 いまやる、すぐやる、好きなようにやる
第6章 素敵な仕事、自由な人生
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内容説明
突然の余命宣告から、治療法の選択、がんとお金、死生観…満身の闘病ドキュメント。
目次
第1章 突然のがん宣告
第2章 殺到する「がんの治し方」
第3章 がん治療とお金
第4章 私の選択
第5章 いまやる、すぐやる、好きなようにやる
第6章 素敵な仕事、自由な人生
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
1957年、東京都生まれ。経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。1980年、東京大学経済学部を卒業後、日本専売公社(現・JT)に入社。予算を握る大蔵省(現・財務省)の「奴隷」だった経験をもとに、カルト化する財務省を描いた『ザイム真理教』がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
219
森永 卓郎を良くテレビで観ていますが、著書は初読です。 私はガンサバイバーなので、読みました。リアルながん闘病日記的エッセイ、興味深く読みましたが、100%がん闘病日記なら、尚更良かったと思います。 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/97848668093802024/08/18
読特
102
死に際して、アリもキリギリスも後悔も満足もしない。ただ、運命を受け入れるのみ。…余命宣告。人生を振り返る。あんなこともこんなこともあった。やりたいことはやってきた。ガンで死ぬのも悪くないと思える。死への準備ができる。銀行口座を整理し、残される人の面倒を減らす。気分高揚。残された短い時間を思いっきり生きる。童話作家になりたかった。才能はあるはず。ここで披露する。後のことは考えなくてよい。書けなかったことを書く。言わずには死ねない。…「無人島のふたり」とは違う。逃病せずに闘病してる。まだ、戦いは続いている。2024/08/09
こも 旧柏バカ一代
90
毎回思うが、森永さんの文書は読みやすい。自身の読む呼吸と文書の間合いが合うのかもしれない。ザイム真理教、書いてはいけないに続いてのこの本。ガンの事を出来る限り書いている。どうやらまだ完治はしていないらしい。もしかするといきなり亡くなる可能性が高いようだ。文書の端端にいつ死んでも心残りは無いと書いてあるのが印象的だった。後半では彼自身の半生が書いてあったが夜中2時とか平気で働いていたんだな。しかも楽しそうに、、職業の選択を間違えなかった人の半生を読んでいて嫉妬してしまう。農業やりてーー模索するために動こう。2024/06/21
じいじ
74
「いつ死んでもいいとは思っていないが…」と気丈な森永さんが、決断して書いた「がん闘病記」です。亡くなる二日前でもマイクの前で「このままでは日本がダメになる…」と熱弁をふるう森永さんを観て、決して嘘ハッタリでないことが分かりました。これまで百数十冊もの「政治・経済」の本を書かれた氏が、この「闘病記」はかなり躊躇った由。「オレの癌は治らない」と腹を据えた氏が書いた本書から、私は生きる勇気をもらいました。巻末のオレは「童話作家」にもなりたかったと、これまで書き溜めてきた「童話集」は、一服の清涼剤で面白いですよ。2025/04/12
とよぽん
72
膵がんと診断され治療しながらも、本当はどこに癌が発生したのかわからず、森永卓郎さんは桜を見ることができた。闘病生活だけでなく、これまでの悔いなき人生をたどりつつ、治療費、生活費、相続財産などについても具体的に詳細を語っている。覚悟の1冊、この後同じような立場になった人が大いに参考になると思う。すごいコレクターだということも初めて知った。はたから見ればゴミでも、お金で買えないコレクション。展示館のために建物を購入したとは驚き。最後の一文も、大人物の森永さんである。童話も、森永さんらしさがにじみ出ていた。2024/10/19