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出版社内容情報
人は客観的な真実を捉えるようにできていない。むしろ様々な思い込み(現実と異なる考え、妄想、宗教的な信念など)やバイアス(偏り)を持つのが普通である。そうした思い込みやバイアス(ある種の騙されやすさ)は、人の進化においては生存や繁殖にむしろ有利であったために、人という性質(感情)となったとする考え方が「進化生物学」である。そうした進化生物学の観点に基づいて、人の心理や行動を解明し、様々な社会問題の解決に応用しようという実践的な取り組みが始まっている。本書では、進化生物学とは何かから、同性愛の必要性、宗教について、差別の克服のほか、進化生物学を応用した医療現場、教育現場など取り組み、医学や工学へ活用ついても追及していく。
小松正[コマツタダシ]
著・文・その他
内容説明
人類の進化は“思い込み”から始まった―。
目次
第1章 ヒトの心理や行動は「進化生物学」で理解できるのか?
第2章 ヒトは神を信じたほうが適応的なのか?
第3章 「差別」はヒトの進化の結果!?進化生物学、進化心理学から行動経済学へ
第4章 同性愛は生産性がない!?ヒトの行動の生物学的理解と自然主義の誤謬
第5章 「進化医学」の現在
第6章 進化する「教育・医療現場、人工知能」
著者等紹介
小松正[コマツタダシ]
博士(農学)、小松研究事務所代表、多摩大学情報社会学研究所客員教授。1967年北海道札幌市生まれ。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員、言語交流研究所主任研究員を経て、2004年に小松研究事務所を開設。大学や企業等と個人契約を結んで研究に従事する独立系研究者(個人事業主)として活動。専門は生態学、進化生物学、データマイニング(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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