内容説明
数字ベースで考えられる人だけが、「ヒト・モノ・カネ」を動かせる。ファクトフルネス時代に結果を出す新・思考法。
目次
第1章 「数字で考える」のすべて(なぜ、数字で考える必要があるのか?;「数字で考える」がもたらす3つのもの ほか)
第2章 「原因」と「結果」を数字で考える(結果は数字で報告できるが、原因を数字で語れない人;データはあるのにどうしたらいいかわからない症候群 ほか)
第3章 数学的に考える頭の作り方(「数学的」に考える頭を作る;「パーセンテージ」を徹底的に使いこなす ほか)
第4章 「正解のない問い」を数値化する思考法(アサンプションベース思考;アサンプションベース思考 実践トレーニング ほか)
著者等紹介
深沢真太郎[フカサワシンタロウ]
ビジネス数学教育家。日本大学大学院総合基礎科学研究科修了。理学修士(数学)。予備校講師から外資系企業の管理職などを経てビジネス研修講師として独立。BMコンサルティング株式会社代表取締役。一般社団法人日本ビジネス数学協会代表理事。国内初のビジネス数学検定1級AAA認定者。国内唯一のビジネス数学エグゼクティブインストラクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
140
まあまあ。ビジネス数学の専門家が、自分の話に説得力を持たせて仕事における自分のプレゼンスを高めるための数字の使い方について教える一冊。数字をどうやって使うか、どう分析するかよりも、そもそも自分が主張したいことは何なのか、課題となることは何なのかという問題設定のほうが大事で、計算や数字はそれに説得力を持たせるための道具でしかない。わかりやすくて読みやすいけど、若干言い回しに回りくどいところがあったり。2020/03/07
アベシ
36
これは作者のエッセーですね。ストーリー仕立てで数学的な発想力を教えてくれたスタイルに対して、ほぼ内容的には真新しさはなく、ストレートに物申されております。広い行間で読みやすくあっという間に終わってしまうんですが、うーん、イマイチ、残念でした。2020/11/10
チャー
16
コミュニケーションの手段として数字で明確に伝えることの重要性を説いた本。特にビジネスでは伝える相手に明確で具体的なイメージを持ってもらうことが必要であるがその際に数字を使うことは欠かせない。効果的に用いることで考えを明確にするとともに、話の内容に説得力を持たせ、その積み重ねが信頼へつながる。難解な数式ではなく基本的な四則演算でその数字の意味を考えることが肝要。データを有効活用するためには、闇雲に数字をあさるのではなくその数字で何を伝えたいかが重要。後半は社内で扱う会計に関する項目にも触れており参考になる。2021/10/17
T66
10
最近集中して読んでるこの方の本。こちらも期待に違わず面白かった。一番目から鱗がおちたのは、「危なっかしい」を数値化できるという、標準偏差の話。なるほど。しかしその数値を出すには、元の数字が必要なんだよね。この例でいえば数学の模試の3回のそれぞれの点数。ってことはやはり記録が必要なんだな、、。つまり「ファクト」。あと「一つに決める勇気」は同意。決めないでやらないのが一番だめ。決めてやれば、正確か不正解かも分かって次に行けるから。それがPDCA。さて、他の本も読みます。2020/05/16
ともっこ
8
ざっと一読。 数字に強い人と苦手な人との差は、「正解のない解答」について考えることを楽しめるかどうかの違いなのだと思った。 私のように数字が苦手な人間は、アサンプションベースの思考を面倒だと思い、すぐに答えを知ってそれを記憶したいと思ってしまう。この本の中でその事が指摘されていて、意識して思考のトレーニングを積まないといつまでも数学的な思考は身につかないと言う。 「間違っててもいいから思考を楽しむ」ということができるようになれば、私も数学的な思考のクセが身に付くのだろう。2020/02/09