出版社内容情報
占領軍の統治下において、驚くほど多くの日本語の書籍が焚書・発禁にされました。けれどもGHQにも破壊されることが比較的に少なく、日本の文化や倫理観の根幹をタイムカプセルのように保持し続けているのが「唱歌」「童謡」だと思います。奇しくもそれは「唱歌」や「童謡」が子どものための楽曲という形態であったためのことでした。知られざる「童謡・唱歌』の謎を解き明かします。
【目次】
内容説明
歴史に翻弄された「子どものうた」の知られざる真実。NHK「ラジオ深夜便」童謡解説者の渾身作。
目次
第一章 近代日本と「唱歌」の黎明期(近代国家を構築するために;唱歌の理念を具現化した「蛍の光」;和魂洋才と「国歌」創作;祝祭日の諸事情;日本人の自然観が通底する「唱歌」;殖産興業から日英同盟へ;日本の海防と朝鮮半島;美意識と潔さ;日常生活を描いた唱歌の位置付け;「美しい」と感じる心;軍靴の響きと国民歌謡;「唱歌」は日本語の発音教材だった;「最後の唱歌作曲家」井上武士と下總皖一)
第二章 日本人の本質と「童謡」の台頭(近代日本と当時の世界情勢;数多くの名作が生まれた時代;美談の裏で虐殺計画も;童謡雑誌から次々生まれた愛唱歌;大正は雑誌から、昭和はラジオ・レコードで;昭和初期の世界情勢と日本の実情;音楽を通じた煽動行為;日本古来の思想や理念の破壊;終戦直後のラジオ・デイズ)
第三章 日本文化と「童謡」の衰退(戦後日本とGHQの思惑;音楽界の新しい動き;戦後期の負の遺産;加速する動揺界の衰退;音楽ビジネスの明と暗;未来の日本のために)
著者等紹介
海沼実[カイヌマミノル]
音楽教育家、作編曲家。1972年東京都生まれ。明治大学文学部史学地理学科(日本史専攻)卒業。同大学の木村礎学長に師事し、近世音楽史を研究。桐朋学園大学音楽学部ディプロマコースでは木村俊光教授に師事し声楽を専攻。日本童謡学会理事長、音羽ゆりかご会会長、全日本音楽教室指導者連合会会長、日本歌手協会監事。2002年4月よりNHK「ラジオ深夜便」のパーソナリティとして「童謡とその時代」「海沼実の歌の世界」などにレギュラー出演。全国での講演や子育て支援活動、ボランティア等にも従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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