感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
12
31歳のOLのみどりは、中学生の時の親友だったつぐみの娘、春を引き取ることにします。つぐみの母親が急死したからです。パステル調で繊細なタッチで描かれた表紙の絵が気に入って、読み始めました。過去と現代のことが混じり合うように描かれて、切なさと優しさを感じる物語になっています。不器用な春をさりげなく支えてくれる春の優しさが心に残ります。そんな春を見ながら、みどりは親友のつぐみのことを何度も思い出します。人と人のつながりの不思議さをしみじみと実感できる物語でもあり、心に沁みました。2023/11/22
緋莢
12
昔から人付き合いが苦手な31歳のOL・みどり。実家からの電話で、中学時代、たったひとりの友達で、大好きだった女の子・つぐみが亡くなった事を知らされる。葬式に出席したみどりは、そこで、つぐみにそっくりの少女と出会う。その少女はつぐみの娘・春子で…つぐみの父親にあたる男性とはだいぶ前に別れている(現段階でそれ以上の詳細は不明)、 家から勘当されていた(こちらも詳細は不明)ため、春子を引き取る人間がおらず、施設に行くのではと聞いたみどりは、衝動的に「私と一緒に暮らしましょう」と伝えます(続く 2020/12/01
ソラ
12
みどりだけじゃなくハルにもなにかありそうな含みを持たせた終わり方。二人とも幸せな結末になればいいなと2019/04/28
ソラ
8
1巻だけ買ってそのままになってしまっていたが、再読のうえ全巻購入を決めた。2022/08/07
しき
6
kindle無料分の1巻を読んで、そのまま3巻まで一直線だった。OLのみどりは、中学時代の親友つぐみの葬儀で、親友そっくりな娘と出会い、その子の世話をしていく。けど、つぐみは他にも友達が多く、卒業後はずっとみどりとは音信不通だった。つぐみはみどりのことをどう思っていたのか。その謎を、そっくりな娘を通して少しずつ思い出していく。ああ、やっぱり思い出はいいものだなぁ。ところで、これは百合なのかな? 百合だと思って読み進めてたんだけど、恋愛要素ないし、うーん。2022/10/20