出版社内容情報
138億年まえの宇宙誕生とほぼ同時に「水素」という元素の原子核が生まれ、星の「爆発」「衝突」「合体」などによって、次々と新しい元素が誕生しました。現在までに、人類は118の元素を発見していますが、本書はそんな元素に関する発見秘話や伝説などの物語を美しい写真とともに紹介します。
目次
水素 H
ヘリウム He
リチウム Li
ベリリウム Be
ホウ素 B
炭素 C
窒素 N
酸素 O
フッ素 F
ネオン Ne
ナトリウム Na
マグネシウム Mg
アルミニウム Al
ケイ素 Si
リン P
硫黄 S
塩素 Cl
アルゴン Ar
カリウム K
カルシウム Ca〔ほか〕
著者等紹介
栗山恭直[クリヤマヤスナオ]
佐世保市生まれ、長崎県内で高校生活を送り、筑波大学、大学院、技官助手を経て北里大学講師、山形大学助教授、准教授、教授で現在に至る。現在、有機化学の研究、科学教育の実践、中高の探究活動を行っている
小田島庸浩[オダシマノリヒロ]
多摩六都科学館 学芸員(地学)。静岡大学理学部生物地球環境科学科、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士課程修了。2007年より現職。東京都市大学非常勤講師、放送大学非常勤講師、国土交通大学校講師を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
166
水兵リーベぼくの船でお馴染みの元素記号。118の元素にまつわる物語。P(リン)はビールを飲んだ人のおしっこを煮詰めて見つかった。イギリス南部のアフィントン村にはCa(カルシウム)で描かれた全長110mの白馬の地上絵がある。Cu(銅)で覆われた自由の女神は完成当初赤かった。など雑学が一杯です。2025/08/30
kinkin
88
小さい本に見開きで元素名と写真が添えられている。元素とは?と聞かれても答えに窮するが、全ての万物は元素で成り立っていると思うと元素が元素の本を読んでいるようなものなのだろうか?詳しい元素の詳細は専門書で学ぶしかないだろうし、名前と大体のちょっとの特徴がなんとなくわかるだけでいいだろうと思う。私にはこれで十分です。図書館本2025/08/21
ひめありす@灯れ松明の火
22
楽しく読んでいるシリーズで意外と愛好家が多いのも嬉しい発見でした。今回は元素図鑑。鉱物じゃないところが面白いですね。発見もあるものを見いだすだけでなく合成したり分別したり先人達の物語を感じる事ができました。地学のシリーズなので次は星座とか星かなあとも思うのですが変化球で植物とかどうでしょうね?あとは色図鑑もこれでやったら楽しそうです。2025/06/18
tuki
2
ひとつの元素にひとつのエピソード。太古の昔より知られているものもあれば、発見までに並々ならぬ時間と苦労があったものもある。骨休め的なエピソードも満載で、生まれも育ちも文系な私にはこれで十分。2025/10/06
みんとあいす
2
☆4 化学が好きだったので、読んでいて楽しかった。今は当たり前のように考えられている元素だけど、発見されるまでにどれくらいの労力があったか、苦労があった知れてよかった。メンデレーエフってほんとにすごいいんだな・・・。化学って意外と色々な国から有名な人がいることを改めて知った。メンデレーエフはロシアの人なんですね。2025/06/22




