内容説明
沖縄・韓国・パレスチナの「三点観測(2019~2020年)」から浮かび上がる、世界/日本の植民地主義とバックラッシュの構造。
目次
声のはじまり―序に代えて
第1部 島(辺境)/主体と他者(「オール沖縄」という主体とその危機;難民の島、平和の島―済州島 ほか)
第2部 現代的暴力の所在(東アジアの米軍基地のなかで重なり合う暴力、浮かび上がる歴史;韓国の「フェミニズム・リブート」その後―日常のジェンダー暴力を可視化すること ほか)
第3部 歴史認識と過去の清算(沖縄戦時の朝鮮人の歴史を掘り起こす;否定の時代にいかに歴史の声を聴くか―「反日種族主義」と韓国/日本 ほか)
第4部 主権の残余から(沖縄で政治化するウイルスとつながるディスタンス―開かれた現場、開かれた歴史に向けて;韓国の「慰安婦」運動、そして民主化を内破する「複数の政治」 ほか)
鼎談―声に耳を澄ませたあとで
著者等紹介
早尾貴紀[ハヤオタカノリ]
1973年生まれ。東京経済大学教員。ヘブライ大学およびハイファ大学に客員研究員として2年間在外研究。パレスチナ/イスラエル問題、社会思想史
呉世宗[オセジョン]
1974年生まれ。一橋大学大学院言語社会研究科博士課程修了。博士(学術)。2011年から琉球大学人文社会学部教員。在日朝鮮人文学研究
趙慶喜[チョキョンヒ]
1973年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。東京外国語大学にて博士(学術)取得。2004年からソウル在住。現在、聖公会大学東アジア研究所教員。歴史社会学、マイノリティ研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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