出版社内容情報
言葉にでいないことがあるのを承知のうえで、それでもなんとか言葉で表現しようとすることこそ、文学の本質であり、作家の挑戦でしょう。(本書「はじめに」より)
1月1日から12月31日まで1日ひとつ、古今東西、小説からエッセイ、戯曲、さらには俳句や短歌まで、さまざまな文学作品の中から名言を取り上げて紹介します。
「366日 映画の名言」「366日 アスリートの名言」に続き名言シリーズ第3弾。
内容説明
言葉にしにくいことをなんとか言葉にしようとする。そういう無謀な挑戦をするのが文学です。「あのもやもやして言葉にできなかった気持ちは、まさにこれだ!」そんな感動を体験する今日の言葉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くさてる
21
文学作品の中の名言を集めたもの、というと通り一遍の名言を集めただけの薄い内容を予想しがちだけど、ここで取り上げられている言葉は、有名無名関係なく、どの言葉も深く、心に引っかかる。添えられている解説を読むと、さらに理解が深まるような、そんな一冊です。2022/01/22
文太
9
小説、エッセイ、詩、俳句、随筆、手紙など様々な文学からその日にあった名言を選定した本。有名な文豪が多かったが、海外作家は知らない人も結構多かった。こういう本はパラパラめくっているだけでも面白い。姉妹本の『366日 映画の名言』も気になる。2022/01/09
ののまる
7
頭木さん担当のが、絶望とか病気とか関連で、やはりな!と思いつつ。2022/06/25
takakomama
5
1日1つ、あらゆるジャンル、形式の世界の文学の中から名言を紹介。読者の年齢やライフステージ、心情で心に響く言葉は違うと思いますが、ずっと覚えていたい言葉、文章に出会えたら嬉しいです。誕生日や命日、〇〇の日のなどのミニ知識も楽しいです。2023/01/14
沙羅
2
こんなにたくさんの絶望名言が読めるなんて!!とても贅沢な時間を過ごせた。どんな時代背景でも偉人たちは絶望し、絶望名言が生まれる。そう考えるだけで励まされる。2023/04/22