内容説明
日本酒新時代を牽引する新政酒造。無農薬酒米を自社栽培する意味、木桶を復活させる理由など、いま最も注目される酒蔵の全貌を、撮り下ろし写真と詳細なテキストで完全解説!
目次
1 Utopia―酒米の郷「鵜養」
2 Roots―原点回帰「木桶」
3 Brewing―新政の「酒造り」
4 Works―新政の「作品」
5 Design―新政の「デザイン」
6 History―新政酒造の「歴史」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メガネ
13
今の日本酒業界において、新政酒造が醸す日本酒はモダンなイメージが強いのですが、実際はモダンではなく、むしろレトロな酒であることがよく分かりました。最先端技術を使った誰でも造れるような酒ではなく、日本酒の原点である江戸時代の酒造技術を再現し生まれたのが今の新政です。最先端技術を使えばどんな酒蔵でも高品質な酒が造れます。しかし一方で、現在のように味や香りが均質化し多様性が失われます。そして誰でも造れるようになれば日本以外の海外の生産者も増え、結果的に国内の酒蔵の競争力は低下していくという危機感があるようです。2021/05/23
ponnnakano
3
新政酒造には、ただ日本酒を作るというだけでは無い視野の広さや深さを感じました。無農薬自家栽培米に驚き。応援したいです。木桶で作ったお酒にも興味が湧く。数年前までは行きつけの酒屋で普通に新政を買えていたのが、最近では全く見かけなくなり、飲むことが出来ないのが大変残念です。亜麻猫やエクリュならいつでも、NO.6でも抽選に当たれば買えていたあの頃が懐かしい。この本では、写真がとてもきれいで、鵜養地区の写真を見るとあぁこういうところで新政の米を作っているのか、これはいいお酒ができそうだなと無条件で思えます。2021/12/31
-
- 和書
- ヘビくんブランコくん