内容説明
ワクワクする地形と歴史。小田急電鉄の軌跡を地図を通してたどる。
目次
1 小田急全線編(新宿~小田原間を一気に開業 近年は複々線化工事が完了;小田急の代名詞となった進化し続けるロマンスカー ほか)
2 小田原線(新宿~玉川学園前)編(小田急線の始発の駅は永田町に置く予定だった?―新宿駅;戦後の駅西口大規模開発が新宿を日本一のターミナルへ―新宿駅 ほか)
3 小田原線(町田~小田原)編(都市計画による駅の移動で町田駅は一大商業地へ変貌―町田駅;軍事施設建設で相模大野は信号所から拠点駅へと発展―相模大野駅小田急相模原駅 ほか)
4 江ノ島線編(3つの「林間都市」駅と昭和初期の一大都市計画―東林間駅・中央林間駅・南林間駅;厚木ではないのに「厚木基地」なのはなぜ?―鶴間駅・大和駅 ほか)
5 多摩線・箱根登山線編(「栗木」と「片平」を合成 栗平に予定された待避駅―五月台駅・栗平駅・黒川駅;小田急で最も新しい駅は環境に優しいエコデザイン―はるひ野駅 ほか)
著者等紹介
岡田直[オカダナオシ]
横浜都市発展記念館・主任調査研究員(学芸員)。1967年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。専門は人文地理学。書籍編集者を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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zirou1984
15
小田急沿線に引っ越して気がつけば約4年。個人的には観光と都心へのアクセス、生活の利便性が揃っているのに加え、2018年からは複々線の開通もありすっかり小田急沿線に満足している身としては楽しくて仕方のない内容。個人的に電車それ自体には興味はないものの、鉄道と都市の発展というのは気になるテーマであり、それぞれの「まち」がどのような歴史を持っているかについては色々と思いを巡らせてしまう。一番の驚きは丹那トンネル開通以前の東海道本線は熱海・小田原を通らず、御殿場線を通っていたという話。2021/03/21
Tadashi_N
9
表紙で選んだ。リアル地図と初三郎式鳥瞰図のコラボ。2024/02/03
せい
3
結構駅名と元々の地名が違っている駅が多いのがびっくり。「栗木」と「片平」の中間だから「栗平」駅にしたけど駅名から逆輸入?される形で「栗平」という地名ができた、とか梅ヶ丘の駅名の由来は実はよくわからないとかいろいろ面白い。巨大団地開発と鉄道の関係の話が個人的には興味深かった。2021/05/02
ふら〜
0
地域史を学ぶのも良い。風祭面白い運用してたんだな。2025/06/06
taichi
0
いつも乗ってるけど小田急線の歴史なんて全然知らなかったし、自分の地域についても知らないことが多かった。駅名とかも全部理由があるんだなぁ…。地域の歴史とか調べてみると面白そう。2024/11/28
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