内容説明
全80種の美しき鉱物たち。カラーで分類!写真で楽しむ!
目次
赤色の鉱物
黄色の鉱物
緑色の鉱物
青色の鉱物
紫色の鉱物
白色・無色の鉱物
黒色・灰色の鉱物
茶色の鉱物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
85
80種類の鉱物結晶を色別に分けて写真とその使われ方、特徴などを解説。宝石もいくつか紹介されていた。人は太古の昔からそんな鉱物や宝石を生活に使ってきた。先人たちはその鉱物をどのように見つけで加工したのか気になった。翡翠のような硬いものを磨いたり穴を開けたり現代よりずっと少ないなかでどのようにして作ったのだろう。図書館本2018/10/25
るぴん
46
図書館本。鮮やかな青のラピスラズリの表紙に惹かれた。加工した宝石で見ることはあっても、なかなか鉱物のままの姿で見ることはないかも。綺麗に加工した金を嵌めたかのような黄鉄鉱には驚いた。これは加工前の状態で飾っておきたい。砂漠のバラも、実際に現存する鉱物だとは知らなかった。地下水の化学成分が濃縮すると何故バラの形になるんだろう?自然って不思議で面白い。2019/02/25
アキ
38
「フェルメール・ブルー」のラピスラズリがきれい。ラテン語で「石」を意味するLapisと、アラビア語で「群青の空の色」を意味するLazwardを組み合わせた言葉だなんてロマンがある。日本には奈良時代にシルクロードを通って正倉院の宝物に伝わっていた。真珠の耳飾りの少女が描かれた当時はもっと鮮やかだったのかな。ラピスラズリは高価なので日本画には藍銅鉱が岩絵具として使われていた。根津美術館の尾形光琳「燕子花図」の花の部分に岩群青が使われている。色毎に鉱物が分類されていて、鉱物から絵画の色を見てみるのも面白そうだね2018/10/26
P太郎 ̄(=∵=) ̄
24
原石や宝石、名画、景勝地の美麗な写真が大きくて見やすい💎色は銅、鉄が混じると赤、青になるんですね。昔は名画の絵の具や、漢方(毒にもなる)、レコード針だったことも。孔雀石はクレオパトラのアイシャドーや、エルミタージュ美術館には2tの孔雀石で作った孔雀石の間になったり、スケールが違う🦚エジプトではラピスラズリや金のペンダントで豪華、日本は翡翠や水晶で可憐です💎レアメタル、紛争ダイヤなど鉱物と文化産業は理解により影響力が変わる印象を受けます。2024/10/27
テイネハイランド
19
図書館本。先日読書メーターを覗いていて知った本です。鉱物の写真自体はとてもキレイなので、ぱらぱらと写真を眺めるだけでも楽しめると思います。ただし、各鉱物の説明文には、読み物としての魅力をあまり感じませんでした。鉱物の発生条件や化学組成に着目して、より体系的に説明してあれば、読んだ後に知識として残りやすくなるのではないかと感じました。鉱物については類書も多いので、別の本も今度読んでみようと思います。2019/03/12