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出版社内容情報
揚げ物はもう胃もたれがする、営業部次長・40歳の慶一。上司の重圧も、部下とのジェネレーションギャップも、自分さえ耐えれば波風は立たない。そう諦観していた中、担当工場からクレームが!? 工場勤務の強面の青年・深見とともに体制を整えることに。内心深見に怯えていた慶一だったが、自分にない視点で物事を捉える彼に徐々に心を開き……。歳の差16歳。居酒屋のメニューから対人関係まで。価値観の違う二人が見つける、恋と小さなアップデート。
【目次】
内容説明
上司の重圧も、部下とのジェネレーションギャップも、自分さえ耐えれば波風は立たない。そう諦観していた営業部次長・40歳の慶一。ある時担当工場からクレームが入り、工場勤務の強面の青年・深見とともに体制を整えることに。自分にない視点で物事を捉える深見に、次第に心を開いて…。「豆腐?そんな霞みたいなもん頼む人いるんすね」「年をとるとね、もたれるんだよ、胃が」年の差16歳。居酒屋のメニューから対人関係まで、価値観の違う二人が見つける、恋と小さなアップデート。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
19
第二工場工員24歳×本社営業次長40歳。受の「与えられた仕事をしなければ価値がない」や、工場のお爺様達の「上の者に見て盗めと言われて努力したのに、下の者には言葉を尽くして育てろと言われる理不尽」等に心の底から同意できて泣ける。バブル後に社会に出た40歳代以上が読むと直撃すると思う。現実にはサービス残業まで行かなくても、付け込まれて仕事を割り振られ続けるんだけど、本書は改善される優しい世界でよかった。あくまで意思を確認しながら恋愛を進めようとする令和世代と好きなら強引にという昭和世代の恋愛も面白かった。2025/10/23
メイ&まー
12
久々に海野さんのお仕事小説読んだけど、圧巻だなあ!どこから仕入れてくるんだこのリアリティ。それぞれの立場のそれぞれの思いが丁寧に描かれてて、何だか日々の変わり映えしない仕事もさらに頑張れそうな気までして。深見くんの、若さと見た目のわりに懐が深くて気が利いて可愛いところも、渋谷さんの自己肯定感ひくいけどしっかり仕事ができてやっぱりこちらも可愛いところ。恋愛面もめっちゃ満足でした。満たされたー!2025/07/07
しましまこ
12
楽しいお仕事BL、ことわざは知らなかった。2025/06/30
ハイアール・エスコ
8
海野先生の作品なのでお仕事小説と言うのは重々承知で読んだけど自分の仕事ボキャブラリと主人公渋谷(40歳次長)の仕事ボキャブラリが重なりすぎてて「グワァ」でした。海野先生の会社員小説のリアルさの源泉を知りたい。渋谷の言葉に傷つきやすいところ、すごくよくわかるし、渋谷に恋する16歳下の高見がそう言うところに敏感な世代って言うのがとてもリアルだし、渋谷の上司の古賀のキャラなんか「いてる!いてるよ!こういう管理職!」でヘドバン頷きしながらお仕事部分を楽しんでたら恋愛要素もついてくる…さいこう。2025/09/27
へへろ~本舗
5
お仕事BL。製造販売会社の業務内容が詳細でとても良かった。自分も脂物を食べても胃もたれしない時代の胃に戻りたい。2025/07/28
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