出版社内容情報
《第4回Jパブ大賞金賞受賞作》悪竜討伐の聖女として召喚され、同行する国一番の騎士レインフェルドと恋に落ちた美咲。無事討伐するも、なんと悪竜の呪詛を受けて人々の記憶から存在を忘れ去られてしまう。もちろん恋人からも。それから五年、絶望から立ち直った美咲が王都の片隅で新しい人生を歩んでいると、悪竜が復活して失われた記憶が戻ったという知らせが。二度目の悪竜討伐のため、美咲はレインフェルドと再会することに。彼との恋はもう終わったことと割り切って生きてきたはずが、「どうしてもきみを諦めることができない」と愛を乞われ……。止まった恋が動き出す、切ない純愛ファンタジー。
内容説明
悪竜討伐の聖女として召喚され、同行する国一番の騎士レインフェルドと恋に落ちた美咲。無事討伐するも、なんと悪竜の呪詛を受け人々の記憶から存在を忘れ去られてしまう。もちろん恋人からも。それから五年、絶望から立ち直った美咲のもとに悪竜が復活し失われた記憶が戻ったという知らせが入る。二度目の討伐のため、レインフェルドと再会することに…。彼との恋はもう終わったはず。なのに「どうしてもきみを諦めることができない」と愛を乞われ!?第4回Jパブ大賞金賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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11
レビュー読み。1度目の竜退治で2人が惹かれ合った過程は割とサラッとしているのだが、その後の2人の葛藤でそれがいかに大事で深いものだったのかがわかる。ヒロインを忘れてしまったものの、何かが足りない焦燥感で落ち着かず、何者かの残像がずっとチラついていたヒーロー。竜の呪いで仕方なかったとはいえ…とつい抱いてしまうモヤつきが、何事も冷静で落ち着いた彼の必死のかき口説きぶりや諦めない縋りっぷりで薄まっていくのにカタルシスを感じてしまうわ〜。最初は淡々としていたが次第に不安定になるヒロインの態度も納得のいくもの。2025/03/11
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