出版社内容情報
《第4回Jパブ大賞受賞作》森深くにある屋敷でひっそりと暮らす《先見の聖女》ユリアナ。彼女は以前未来を変えた代償で、視力をなくし左足も不自由になっていた。ある日、ユリアナのもとに十日間限定で護衛騎士レームが遣わされる。彼は「声が出せない」らしく、意思疎通の手段は手に持った鈴のみ。不自由さを抱える同士、次第に絆が生まれていく二人。しかし彼が去る日が目前となった頃、ユリアナは先見でレームが彼女の初恋の人――第二王子レオナルドだということを知る。なぜ彼がここに? 戸惑うユリアナだが、彼と会えるのはこの機会を逃せばもうない――そう思った彼女は、ある覚悟を固める。「今夜、私を抱いてください」
内容説明
深い森でひっそりと暮らす“先見の聖女”ユリアナ。彼女は力を使った代償で、視力と左足の力を失っていた。そんな彼女のもとに、十日間限定の護衛騎士レームが遣わされる。彼は声が出せず、意思疎通の手段は手に持つ鈴。不自由さを抱える同士、絆を育む二人。しかし最終日前日、ユリアナは先見でレームが初恋の人・レオナルド王子だと知る。なぜ殿下がここに?激しく動揺するが、彼と会える機会はもう二度とない。そう思った彼女は、ある行動に出る。第4回Jパブ大賞「大賞」受賞。
著者等紹介
季邑えり[キムラエリ]
第四回ジュリアンパブリッシング恋愛小説大賞で、大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はつばあば
41
「はぁ・・・」って言葉で満足度を察してもらおう(笑)。これだけ健気なカップルもそんじょそこらに転がってませんよ。好きな王子様の災いを防ぐ為に片足が、そしてその王子に火矢が放たれたのを防いで盲目に。誰を恨むわけでもなく森の屋敷(?小屋と書いてあったのですが、どう読んでも屋敷でしたよ)で細々と暮らしていても公爵令嬢であり聖女様。どちらかというと聖女様の持つ力が子を生した事によって障害が無くなるのかと思ったけどやっぱり現実は厳しいようで。兄弟が仲良くてホッとしました。2025/05/06
ななくん
0
幸せ度★★★★★ えっち度★ 心が洗われる度★★★★★ 性格の良いヒロイン、強くて優しいヒーロー。王道のロマンチックラブストーリーです。 文章力も高く読みやすいです。 迷ったら読みましょう。 2025/04/30