出版社内容情報
王太子妃付きの侍女マリーベルは、実は前国王の隠し子。それだけでなく、彼女は現在、王太子が持つとされている『神の恩寵』の真の所持者という大きすぎる秘密を持っていた。バレる前に退職したいと思っていたのに、ある日『神の恩寵』の力が発動した場面を、よりにもよって王太子の右腕である小大公アルフォンに目撃されて絶体絶命!……かと思いきや、なんと彼はマリーベルの秘密を守るために協力してくれるという。そのために偽の恋人同士を演じることになった2人の芝居に、まんまとだまされた自称・転生者の王太子妃からの盛大な応援も入って、事態は思わぬ方向に!?
内容説明
王太子妃付きの侍女マリーベルは、実は前国王の隠し子。おまけに、王太子に与えられていると国中が信じる『神の恩寵』の真の所持者という大きすぎる秘密を持っていた。なんとかバレる前に退職したかったのに、ある日『神の恩寵』の力が発動した場面を王太子の右腕である小大公アルフォンに目撃されて絶体絶命!…のはずが、マリーベルの秘密を守るべく、なんと二人で偽の恋人同士を演じることに。あれ?これって本当にお芝居ですよね…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
34
「神の恩寵」を持って生まれた私生児のマリーベルと印が無く王太子として生まれたライアン。印を持たずに生まれた王太子だからこそ一人悶々として頑張ってきただろう今までを、棒に振るような振る舞いをせずに済んだのは一重に我儘リリアンのお陰かと微笑ましく。リリーに振り回され白いシンコウにも付きまとわれ?マリーには大変だったろうが読んでいる私はアルフォンとの語らいも楽しかったひと時でした。2025/02/26
瀬々
1
転生者本人ではなく、そのわがままをいなす役目を孤児院で押し付けられていた少女がヒロインです。狙われる特異性なども理解しやすい設定でした。だいぶマリーはライアンの焦燥に鈍感でしたが。面白く読みました。2025/04/20
kakaka
0
マリーの「面白ぇ女」成分が足りないと思う。主人公の主体的な決断が物語を前に進めていく部分がもっとあっても良かったのでは。2025/05/28
ひさえ
0
ちょうどいい感じのラノベ。 異世界転生者は友人の子で、ヒロインは前世の記憶とかナシ。 その友人の子が勘違い系なんだけど、決して悪い子じゃないのが面白かった。 自分がヒロインだと言っちゃうアホの子なんだけど、それすらも許せる可愛い友人キャラが良い味出してる。2025/04/22
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