出版社内容情報
国語の成績が良い子とそうでない子を比べると、その差の大部分は語彙力にあります。たとえば、語彙力のない子は自信満々に選択肢を選びますが、「この言葉の意味を知っている?」と聞くと、「知らない」と答えることがあります。意味を知らないのに答えている--そんなことが、実際によくあるのです。お子さんが選択問題で「変な答え」を選ぶのも、語彙力が足りないからかもしれません。国語力の根幹にあるのは「語彙を知っているかどうか」です。本書では、語彙を増やして定着させるための方法として、「言い換え」に焦点を当てました。たとえば、「嬉しい」という言葉を言い換えてみると、「楽しい」「幸せ」「心がおどる」など、さまざまな表現が思い浮かぶでしょう。このように、一つの言葉を別の表現に置き換える習慣をつけることで、自然と語彙が増え、言葉の使い方が身についていきます。本書では、具体的な言い換えの方法や、それを学習習慣に組み込むコツを紹介します。「言い換え」はシンプルですが、確かな効果をもたらす方法です。ぜひ、お子さんと一緒に楽しみながら、語彙力を高める習慣を身につけていきましょう。
内容説明
国語の成績アップには、オリジナルの「言いかえノート」をつくるのが効果的!国語が「苦手」から「得意」に!→他の科目の成績も自然と上がる!付録、覚えておきたい最重要語句300掲載!
目次
第1章 国語力が上がれば、すべての科目の成績が上がる!(国語力不足がすべての原因だった!;お子さんの国語力が伸びない本当の理由 ほか)
第2章 知っている単語の数を増やせば、国語力は伸びる(読解力の半分は語彙力でできている;成績が良い子の語彙力が高い理由 ほか)
第3章 「言いかえトレーニング」で語彙力アップ!読解力を支える語彙力の育て方(言葉の意味を覚えても語彙力が上がらないワナ;「言いかえトレーニング」で語彙力が上がる! ほか)
第4章 言いかえノートの活用法(言いかえノートに書く言葉の選び方;イメージをつかむための言いかえ方と例文のつくり方 ほか)
第5章 音読でさらに語彙力と読解力を飛躍的に伸ばす!(過去問音読で読解力が劇的に向上する;語彙力と読解力が本当に伸びる!過去問音読の効果 ほか)
付録 覚えておきたい最重要語句300
著者等紹介
齋藤達也[サイトウタツヤ]
中学受験コンサルタント。1976年、横浜市生まれ。聖光学院中学・高等学校卒業、東京都立大学法学部卒業。新5年生の2月から日能研町田校に通い始めるも偏差値50をいったりきたりの状態が半年以上続く。このままではマズいと思った母親の試行錯誤のおかげで偏差値は一気に70まで跳ね上がり、見事に聖光学院中学校に合格。大学卒業後は一般企業に勤めながら趣味で中学受験関係の情報を紹介するサイトをつくったところ、受験相談が殺到するようになる。中学受験コンサルタントとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。