出版社内容情報
先進国の中で、日本の若者の自己肯定感の低さが指摘されるようになって久しい。自分に自信がなく、自分のことが好きではない若者を育てた原因に日本の教育システムが関係していることは、否定できない。結果、ニートや引きこもりと言われる若者たちが増え、日本の国力はゆっくりと確実に衰えている。
本書では、偉大な宗教家の家に生まれ、教育に携わった著者が、その宿縁に従い、教育問題に真っ向から向き合い、改革の先頭に立つ、覚悟と実践の軌跡を追う。
戦後、私たちが見失ってしまった日本的精神、その新しい雛形としての「志」をベースにした、王道かつ新しい教育論。
本来、日本人が持っている美徳を振り返りつつ、子どもたちへの「志教育」の可能性を追求し、具体的な教育改革について提案する。〈誇り〉と〈活力〉を取り戻すためのヒントが満載。
内容説明
志を立てて、夢を叶えよう!夢=個人的な未来への願望。志=個人の願望を超えた、未来への挑戦。
目次
第1章 なぜ、日本の若者は自己肯定感が低いのか?(子どもと対等に対話できない大人たち;日本的精神を復活させるために)
第2章 古来、日本人が持っていた精神的豊かさとは(神と仏と人と自然が共存する国;神道…自然や他者と調和する精神;「仏教」…「万人を救いたい」という慈悲の心;神を信じるのではなく、神を感じ、身体で表現する日本人)
第3章 「志共育」の可能性(「志」とは「自分の為」ではなく、「世の為、人の為」に活動する精神;「志共育」の無限の可能性)
第4章 コーチングによる教育改革(「競争」から「共生」へ;対話型コーチングの可能性;面接を重視へと変わる大学の教育改革)
第5章 生活の中での革命(裸の自分を知ることから、人間関係は変わってゆく;過去を乗り越え、新しい自分と世界を創造する)
著者等紹介
佐々木喜一[ササキヨシカズ]
成基コミュニティグループ会長。1958年京都市生まれ。同志社大学文学部卒業。1987年、進学塾「成基学園」の第二代理事長に就任。当時5教場を幼児から社会人まで2万人が学ぶ総合教育機関へと拡大。卒業生は23万人を超える。2013年より安倍晋三元首相直属の私的諮問機関「教育再生実行会議」において民間教育機関から唯一有識者委員として選ばれ、約9年間、教育提言に従事。2015年、一般社団法人志教育プロジェクトを立ち上げ、世界青少年「志」プレゼンテーション大会を主催するなど“志共育”の普及に尽力。2021年からは超党派議員連盟(国会議員170人が参加)「教育立国推進協議会」の発起人・民間役員として活躍。2025年、国民民主党参議院比例区第10総支部を立ち上げ、支部長に就任。世界文化遺産・下鴨神社、氏子総代。「地球を救うために、世界中の人々から尊敬、信頼、愛される日本人創りに己の全てを捧げる!」という志のもと、日本の教育改革に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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