出版社内容情報
2030年にバイオテクノロジー関連市場の規模は約1.6兆ドルになるとも言われ、新たな産業変革の鍵になることが国内外で期待されている。日本政府は成長戦略のひとつとして力を入れており、とくに「ゲノム編集」技術を通じての変化はAIなどのデジタル技術とも結びついて技術革新が加速。すでに世界では遺伝子治療法が臨床段階に進み、ゲノム編集の作物や魚類が上市されるようになった。
本書は、DNAを切らずに遺伝子を改変する技術を進める西田敬二氏(神戸大学大学院化学技術イノベーション研究科教授)が、新たなステージに入ったゲノム編集の現在地と2030年に起きる劇的な変化を図解を交えて解説する。最新の潮流であるゲノム編集技術を活用したマイクロバイオーム治療とはなんなのか。合成生物学と遺伝子工学の視点からバイオテクノロジーの実体を鮮明に描き出す。
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