内容説明
地震大国日本、東日本大震災からの復興と未来への備え。
目次
第1章 戦後最大の震災 東日本大震災
第2章 震災復興の課題
第3章 復興プランをどうするか
第4章 福島第一原発事故と電力不足
第5章 被災地復興と地方財政
第6章 復興に向けた8カ条
第7章 被災者支援をどうするか
第8章 災害政策と個人の自助努力:なぜ被害は拡大するのか
第9章 今後の課題:震災に強い都市を目指して
著者等紹介
佐藤主光[サトウモトヒロ]
一橋大学経済学研究科・政策大学院教授。1992年一橋大学経済学部卒業。クイーンズ大学(カナダ)経済学部Ph.D.取得。一橋大学経済学研究科専任講師、准教授を経て、2009年より現職
小黒一正[オグロカズマサ]
一橋大学経済研究所准教授。1997年京都大学理学部卒業。大蔵省(現財務省)入省。財務省財務総合政策研究所主任研究官、財団法人世界平和研究所主任研究員などを経て、2010年より現職。一橋大学博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aochama
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東日本大震災の半年後に刊行された本のため、内容の陳腐化は否めませんが、様々な提案がなされています。 我が国はいつの間にか誰も率先して責任を取らない、取らないようにする国に なってしまったという著者の嘆き、我々がしがらみや既得権益に固執して厳しい現実から目を背け続けるならば、我が国にとって歴史的な汚点となるに違いないとの指摘、そして可能な限り後世の人々に良い社会・経済を残すことが我々の責務ではないかとします。 震災から8年経過したなか、復興への取り組みにおける理論と現実を検討する必要を感じますね。2019/05/11