出版社内容情報
里和永一[サトワエイイチ]
著・文・その他
内容説明
日本一汚かった工場が―なぜ多くの工場見学者が訪れるほど「清潔な工場」に変わることができたのか。なぜ「人気がない」と言われる製紙業界の中で、毎年、新卒社員が採用できるのか。なぜ業界トップクラスの売上を誇る企業に変われたのか。本書では、「鶴見製紙が変われた理由」と「業務改善を続けるしくみ」をご紹介します。
目次
第1章 日本一汚かった工場が究極のエコ工場に変われたワケ(時代に逆らった設備投資で、倒産の危機に陥る;家庭紙業界の秩序を乱し、「ガン鶴」と呼ばれる ほか)
第2章 「全社参加型経営」で会社を変える(全社員に手帳型経営計画書を配布し、「会社の方針、業績、目標」を共有する;経営計画書の方針に、幹部社員の声を反映させる ほか)
第3章 「人材戦略」が会社を成長させる(人材戦略に力を入れなければ、中小企業は生き残れない;価値観を共有できる人を優先して採用する ほか)
第4章 人がどんどん成長するしくみ(勉強会への参加回数によって、賞与額が変わるしくみ;頑張った人、頑張らない人の給料・賞与に差をつける ほか)
第5章 創業100年でもまだまだ進化する!(企業や官公庁の機密書類を溶解し、トイレットペーパーとして再生する;製紙業界ではじめて「ISO27001」を取得 ほか)
著者等紹介
里和永一[サトワエイイチ]
鶴見製紙株式会社代表取締役。1956年東京都杉並区生まれ。早稲田実業学校高等部普通科卒業。早稲田大学法学部卒業後、1979年に2年間の預かり社員として、日本紙パルプ商事株式会社に入社。社会人の基礎を学ぶ。1981年祖父が創業し、父親の経営する鶴見製紙株式会社に入社。購買、採用、営業、設備投資等業務全般を経験後、1996年代表取締役社長就任。各種セミナーやコンサルを受けた後、2004年株式会社武蔵野経営サポートに入会。以来、経営のノウハウを株式会社武蔵野・小山昇社長に学び、経営計画書を経営の道具として使い、「社員全員が誇りを持って働ける会社になる」というビジョンに向けて経営改革を実践。社員教育、生産性向上、労働環境改善、DXなど未来への投資を継続して行っている。地域や取引先などの工場見学も積極的に受け入れている。2006年に「彩の国経営革新モデル企業」に指定、2015年に環境配慮型トイレットペーパーとして「KAWAGUCHI i-mono(いいもの)ブランド」に認定、2022年には「彩の国工場」に認定、「川口の元気経営大賞(輝く職場・人づくり賞)」に選ばれるなど、地域に根差した経営で持続的な成長を目指す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。