出版社内容情報
コロナ禍により、経営環境は著しく変わった。消費行動は鈍り、売り上げは激減、売上増加は見込めない(売上が上がらないので経費をコントロール)。会社が希望する人材を採るのが難しくなり人を辞めさせると大きな痛手になる。リモート勤務、在宅勤務が増え、仕事の評価をするのが難しくなった。そのため、社内の制度を変える必要ができている。人事制度により従業員を適正に評価(成果を上げている人には厚く、成果を上げていない人にはそれ相応に)ができる精緻な制度を導入する必要が高まってきた。逆風が吹く中で、従業員のパフォーマンスを本気で高めたいと考えている中小企業社長、必読の本。
内容説明
従業員が納得できる公平な人事制度とは、どのようなものなのか?働き方改革、同一労働同一賃金実現という「多様な働き方」への対応が迫られています。さらに終わりの見えないコロナショックでリモートワークへの切り替えが強く迫られ、課題はいっそう複雑になりました。本書は、これから進めていく「給与」と「評価」の課題解決のヒントを紹介します。
目次
第1章 給与でこんなに従業員の行動は変わります(給与の仕組みづくりが社長の最重要業務;給与の上昇コントロールは本当に難しい;給与の「透明化」はどこまですべきか)
第2章 従業員の納得度が高い人事評価制度をつくる(評価が明確でないと従業員のやる気は落ちます;人事評価制度の全体像を知ろう;等級制度をつくる;報酬制度をつくる;評価制度をつくる)
第3章 従業員ともめないようにルールを書面化する(要注意!ルール変更が労務トラブルのもとに;規程と書式を見直しトラブルを回避する;関連規定と書式を見直す)
第4章 「多様な働き方」に対応する(働き方改革関連法で「給与・評価」が変わる;「同一労働同一賃金」実現1 制度を見直す;「同一労働同一賃金」実現2 タイプ別に対応する;「同一労働同一賃金」実現3 ルールを変更する)
第5章 「給与・評価見直し」プロジェクトはこう進める(見直すならプロジェクト化しよう;プロジェクトメンバーを決めよう;アドバイザーを決めよう)
著者等紹介
広瀬元義[ヒロセモトヨシ]
株式会社アックスコンサルティング代表取締役。1988年株式会社アックスコンサルティングを設立。会計事務所向けコンサルティング、一般企業の経営支援、不動産コンサルティングを中心にさまざまな事業を展開。会計事務所マーケティングの第一人者。米国会計事務所マーケティング協会の正式メンバー。米国HR TECH事業に詳しく、ブーマーコンサルティングタレントサークル正式メンバー。著書は48冊以上、累計発行部数は49万部を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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