出版社内容情報
本書の立場は承継させる側(親子でいえば親)。多くの本では財産権の承継ばかりに重きがおかれている。本書ではそのようなテクニック論ばかりではなく、想いなどの経営権の承継にもしっかり紙幅を割く。中小企業に特化し日本一事業承継案件(約300件/年)に携わる古田土会計が、多くの経営者から支持を受けている理由がそこにある。本書に監修として関与する飯島彰仁氏は2年前に同社社長に就任、これまで多くの企業に指導してきたが、2年前に自身が当事者として事業承継を経験した。飯島社長はこの未曾有の転換期を事業承継のチャンスととらえる。自らの経験もふまえて、中小企業社長にむけて、他書ではあまり触れられていない経営権の承継を意識した、後悔しない事業承継の考え方・実務の進め方を解説する。
内容説明
社長とはいかに素晴らしい仕事なのか、教えていますか?自身の武勇伝をはじめ会社の歴史・強みを伝えていますか?準備期、承継期、並走期で社長は、そして後継者は何をすべきなのかこの1冊でわかります。
目次
プロローグ 事業承継の課題と、今現場で起きていること
第1部 事業承継のあり方―「経営権」の承継とは理念を引き継ぐこと(社長という仕事を教えていますか?;先代と後継者の相互理解を深める;後継者を育てる;事業承継のスケジュールを理解する)
第2部 事業承継の実務―「財産権」の承継は株式から考える(事業承継の準備を始めるなら今!;タイプ別実務の進め方1 相続対策型(現社長年齢・高、親族・内)
タイプ別実務の進め方2 価値算定型(現社長年齢・高、親族・外)
タイプ別実務の進め方3 経営計画型(現社長年齢・低、親族・内))
著者等紹介
飯島彰仁[イイジマアキヒト]
株式会社古田土経営代表取締役社長。2018年に200名以上の会計事務所を親族外で承継。自らが事業承継経験者であることを活かしながら延べ300社以上の中小企業経営者への事業承継指導実績を持つ。M&Aや保険等、ある特定の領域にとどまった提案が多い中、相談者の状況に合わせて多角的な視点で診断し、総合的に最適なアドバイスができる点を活かして、現在も月20社以上の事業承継を支援している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヨタロー
mkt