出版社内容情報
ダイハツ系列への油(エンジンオイル等)販売からスタートしたキョクト―。その後、他自動車メーカー系列、一般販売チェーンにも進出販売チャネルを拡大する一方。まだ海外からの輸入代理店になり、いまや自社商品オイルの製造販売もてがけている。時代は技術進化・革命の転換期。同社のこれまでの50年と、これからの展望をはじめてかたっていただくことで、中堅中小企業経営者にむけて、この先が見えにくくなっている時代にどうシフトチェンジするか、そのヒントを提示する。
内容説明
3度の難局を自らを変えるチャンスととらえ一代でグループ7社に育て上げた自動車とオイルにまみれた社長の話。
目次
第1章 若きころの経験が経営者としての基盤に―日本の自動車産業の夜明け前 ~1960
第2章 変革期だからこそ踏み切った船出―マイカー時代がやってきた 1960~1969
第3章 成長時に訪れた苦難“第1の難局”危機は乗り越えるためにある 1970~1984
第4章 業務の多角化で乗り切る“第2・3の難局”目指すは日本中のお客様 1985~
第5章 人を育て、人を動かす“企業は人なり”
第6章 次の半世紀を生き残るために
著者等紹介
藤田公一[フジタコウイチ]
株式会社キョクトー代表取締役会長。1943年大阪府生まれ。八尾中学校卒業後、1958年4月に奈良ダイハツ株式会社に入社。22歳にして、全国の販社でも最低の営業成績だった同社のお荷物部門、部品部の責任者に就任すると、積極的に外に打って出る独自の営業で部品部の収益を新車販売部門に次ぐ2位までに押し上げ、部品部としての販売成績も全国1位を記録する。1969年9月に同社を退職し、大阪府八尾市の自宅で旭東商会を創業。ダイハツ時代の人脈や実績、アイデアを活かして、大阪・奈良地域の整備工場などにオイルを販売する。1973年4月、法人に改組、株式会社旭東商会(のちにキョクトーに改称)を設立し代表取締役社長に就任。のちに代表取締役会長となり現在にいたる。大手カー用品量販店からの絶大な信用を得て、多数の海外有名ブランドオイルの日本市場への普及に貢献。さらにプライベートブランドオイルやメンテナンス用品などの開発・販売を手掛け、ホームセンターや自動車メーカーのディーラーにも販路を広げる。経済状況や社会情勢の変化を乗り越えてグループ7社売上115億円、300名を擁する家族的かつ強靭なグループに育て上げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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