内容説明
日本で暮らす外国人はおよそ150万人。在日韓国・朝鮮人、中国からの帰国者、インドシナ難民定住者、アジアからの花嫁、そして外国人労働者たち。背景はそれぞれ多様でも、とにかく暮らしはじめてる。地域で学校で公民館で、なんとか共にやっていきたいと奮闘している現場の実践を集め、国際化時代の社会教育の行方を探る。
目次
序論 外国籍住民の学習権とアジア太平洋学習権共同体の展望
1 外国人の暮らしと社会教育実践(生活すること、学ぶこと;共生のための取組みから見えてくるもの;日本人の「教養」を問い直す;法制度を変える試み)
2 多民族社会化する世界(座談会 多民族社会化の進行と多文化教育―イギリス・オーストラリア・アメリカの事例から;韓国における外国人問題と多文化教育)