出版社内容情報
相続本という位置づけではなく、トラブル対策としての有効手段として、遺言に対する意識改革、啓蒙をする一冊。著者が実際に遭遇した20数個の事例を交えながらも体系立てて遺言の必要性を説く。相続税がかからない人は沢山いますが、相続(死)を迎えない人は一人もいません。財産はなくとも、残された家族が無用な傷つけ合いをしないよう、遺言を書く必要があることを広めるべく、広く一般の方々に手に取って頂ける内容。遺言というとネガティブなイメージを持たれがちであるが、いうなれば「明るい遺言」として啓発していきたい。
なぜ現在は、大半の人が遺言を書かないのか? それはきっと、「今日の続きが明日」というように、日常の連続で生きているから。本書は最終的に、人生100年時代のちょうど折り返し地点にあたる50歳で、「成人式」のように一回遺言を書く(「ハーフ終活の日」)ことが当たり前になるよう、遺言を広く浸透させるものを目指します。
内容説明
日本でいちばん相続税申告を扱う税理士法人が教える。大切な人には保険より遺言なんです!自宅しかない人ほど相続で困る!不動産相続・株式相続に潜む、思わぬ落とし穴も紹介。
目次
第1章 いざこざは「遺言がない」から
第2章 トラブルを防ぐ基礎知識
第3章 遺言書がないばかりに生じた争い
第4章 遺言を書いたのに起きたモメ事
第5章 さらに遺言を活用する
巻末資料 遺言書を作成してみよう
著者等紹介
井口麻里子[イグチマリコ]
辻・本郷税理士法人相続部部長。税理士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。東京都出身。慶應義塾大学卒業後、2009年に独立系税理士法人の最大手で、相続税申告件数日本一の辻・本郷税理士法人に入所。2012年から2年半にわたりメガバンクのプライベートバンキング部門へ出向し、富裕層の資産承継にかかる税務顧問を担当。帰任後は相続部に在籍し、相続・資産承継コンサルティングをメインに、相続や贈与の税務申告はもちろん、セミナー活動、執筆活動を精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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