内容説明
「家」とは?「家族」とは?名家ゆえの葛藤と愛着、そして覚悟―。肥料王といわれた多木久米次郎のひ孫として多木家を守り抜いてきた波瀾の人生を、明治から令和まで激動の時代を背景にきびきびとした筆致で描き出す。
目次
第1章 この家に生まれて(祖先の人々;肥料王、多木久米次郎 ほか)
第2章 忘れがたき思い出(電話;紙芝居 ほか)
第3章 別府幼稚園(広岡キミヱ先生と別府幼稚園;公開保育 ほか)
第4章 家族(父のこと;夫のこと ほか)
著者等紹介
多木和子[タキカズコ]
昭和7(1932)年、日本初人造肥料として骨粉の製造を開始し、化学肥料の礎を築いた多木久米次郎のひ孫として、兵庫県加古川市に生まれる。昭和28年、大阪樟蔭女子大学中退、31年、財団法人別府幼稚園勤務。53年、学校法人多木学園勤務。平成5年、理事長就任。「子どもの心を立たせる幼児教育」を理念に、86歳の現在も現役で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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