内容説明
ピアノ製造の一大拠点だった浜松で、技術力で知られた大橋ピアノ研究所。「幻のピアノ」と呼ばれるピアノと職人たちの軌跡を追う。
目次
第1章 「いい音をいつまでも」(あるピアノ製作者の死とピアノ;日本のピアノ史概観;大橋幡岩とピアノ;オオハシピアノのこだわり;オオハシピアノの周辺―ベヒシュタインとディアパソンについて)
第2章 「OHHASHI」の音色を求めて―オオハシピアノとの出会い(アップライトピアノ編;グランドピアノ編;その他特別なピアノ;ディアパソンピアノ)
第3章 ピアノの仕組み(ピアノの仕組み)
付録 データ、資料編(“記録魔”大橋幡岩―浜松市博物館所蔵資料について;Nヤマハ製作資料及び納品先記録;キーワード集)
著者等紹介
長井進之介[ナガイシンノスケ]
国立音楽大学鍵盤楽器専修(ピアノ)卒業、同大学大学院修士課程器楽専攻(伴奏)修了を経て、同大学院博士後期課程音楽学領域単位取得満期退学。2013~14年にカールスルーエ音楽大学に交換留学。2015年度にはDAAD「ISK」奨学生としてライプツィヒに留学。2007年度柴田南雄音楽評論賞奨励賞受賞(史上最年少)。伴奏を中心とした演奏活動と共に、音楽ライターとして複数の音楽雑誌に定期的に寄稿。またCDライナーノーツの執筆及び翻訳(独/英語)なども行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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