出版社内容情報
「左腕」に導かれ辿り着いた義城で、悲しい記憶に触れる魏無羨と藍忘機。少しずつ明らかになる、彼らを取り巻く秘密とは――?
内容説明
凶悪な「左腕」の謎を解くため、旅に出る魏無羨と藍忘機。まだ正体を隠そうとする魏無羨だったが、藍忘機にはとっくに彼だと見抜かれていた。昔と違い、今の藍忘機はいたずらにも動じず、お喋りな魏無羨の話に耳を傾け、時には酒に付き合おうとまでしてくれる。その変貌ぶりに驚きながらも、魏無羨は彼といるのが楽しくて心地よく感じていた。やがて辿り着いた義城で、ある男に襲われ「砕けた魂の復元」を頼まれる。傷ついた魂は、一人の男を巡る愛憎の結末だった。悲劇に幕を引こうとする魏無羨を守る藍忘機だが―。世界が熱狂する中国BLファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
63
②BL武侠ファンタジー。体集めで義城へ迷いこんだウェンインとランジャンは凶屍(きょうし)に囲まれる。ウェンインは、霧の中で出会った暁星屑(シャオシンチェン)の過去の記憶を見る。[盲目の道士の悲劇]薛洋(シュエヤン)は逃亡。片腕兄さんの素性判明。黒幕は金光遙(ジングァンヤオ)斂芳尊(れんほうそん)でウェンインは聶明玦(ニエミンジュエ)の過去の記憶を見る。[岐山温氏(キザンウェンシ)との闘いとグァンヤオの苦悩]更に過去話[ウェンシの天下時代に若いウェンインとランジャンが屠戮玄武(とりくげんぶ)戦]全て裏目に2023/06/22
青蓮
56
第2巻。ドラマでは大分割愛された部分がしっかり描かれて理解出来納得。阿箐の心理描写が細かく描かれており、アニメ第3期でどこまで描かれるのか気になる。原作はやはり悲劇と残虐性描写が凄い。義城の物語は救われ無さすぎて涙。暁星塵と宋嵐が魏無羨と藍忘機との対比になっている。巻き込まれた宋嵐が憐れ。いつか暁星塵に会えることを強く願う。ドラマでは現在軸の話しの半分位がこの2巻までに収録されており、時間軸の進みの違いに驚く。酒による藍湛の理性の飛び方が(笑)ある意味こじれてるのが良く分かるだけに却って痛々しい。2021/07/12
崩紫サロメ
48
1巻が気になるところで終わりすぎてて、そのまま一気に。暁星塵と薛洋の話の、何とも気持ちの悪い風が吹いているような空気感、これはどんな風に映像化できるのだろう?などと。いろいろな人物の過去を魏無羨が辿っていくが、共感したり反発したり嘲笑したり。読者はこの段階で魏無羨が何をして死んだのかを知らないわけで、こういう形で彼の過去が少しずつ見えていく感じはとても良い。2021/10/19
優輝
47
2巻読み終わったー最後が過去編の これから辛い話なので悲しくなる(´・ω・`) 現代の話もだいぶ進んで 鬼腕の招待が明玦と判明し黒幕もほぼ確定したけど 上手く追い詰められて逃げる中 金凌に魏嬰と知られ刺されながら 逃げてる途中? 何より印象的なのは藍湛の酔っ払いターンですね いっそ主人公より可愛いまである(๑•̀д•́๑)キリッ 過去編も気になるし現代の続きも気になる 早く読まねば_(:3」 ∠ )_2021/08/15
まそお
45
胸が苦しいというかもはや心臓が痛い。気持ちを振り回されるの辛いよね。真面目な人だと特にそうなんだろうな、とハラハラドキドキが止まらないぜ…!江澄いいやつだけど口が悪いのはお母様似なんだな。…現在でも過去でも終始口が悪いのでいっそ清々しい。2021/08/01