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内容説明
老舗菓舗の娘が綴る思慕と追憶の博多。まだ昭和通りもなく米兵が町を闊歩していた昭和21年に生まれ、その後の町や人々の移り変わりを見てきた菓子店2代目の二女。商家のしきたり、旦那衆とごりょんさん、祭りの起源とその変化、伝統的な食分化、そして忘れ得ぬ人々…。博多への溢れる想い。
目次
なつかしかぁ(原風景;麹屋番の店;日々のくらし;那珂川に思う;海風に吹かれて;うちのごりょんさんか)
のぼせもん(芸所博多とどんたく;博多松囃子の歴史;追山笠の廻り止;山笠復興の誉;山笠の鼻取り;謎の水法被;不浄の者立ち入るべからず;我が家のお盆;いけどうろう;博多の町の夏祭り)
うまかもん(行当餅;オキュウト;饂飩と蕎麦と饅頭と、そしと素麺;妙楽寺と外郎;お正月を迎える;博多雑煮;正月料理)
著者等紹介
森弘子[モリヒロコ]
1946年、博多銘菓鶴乃子本舗石村萬成堂2代目石村善右の二女として生まれる。京都女子大学卒業と同時に太宰府天満宮文化研究所に奉職。福岡県、福岡市など県下自治体の文化財保護審議会委員として、主に民俗文化財の調査研究・保護に携わる。2013年「社会教育功労者」として、2017年「地域文化功労者」として文部科学大臣表彰を受ける。九州国立博物館、福岡市などで、まつり・行事の記録映像の制作にかかわり監修を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。