内容説明
903年、太宰府で生涯を閉じた菅原道真公。1100年以上の時を経た現在も「天神さま」として多くの人々の信仰を集めている。道真公の足跡をたどりながら歴史、伝統、祭事、美術、自然、季節ごとの街の表情まで、太宰府に積み重なる時にふれる1冊。
目次
さいふまいり
太宰府の四季
人から神へ
天神さまにお詣り
異国の波
著者等紹介
森弘子[モリヒロコ]
大学卒業と同時に太宰府天満宮文化研究所に奉職。その後、古都大宰府保存協会、太宰府市教育委員などを経て、現在、太宰府市景観・市民遺産会議議長、太宰府発見塾塾長など、文化財保護行政と歴史まちづくりに携わる
安本多美子[ヤスモトタミコ]
大学卒業後、映像制作会社でディレクターとして番組・展示映像の制作に携わる。その後独立し、グラフィックデザイナーの夫と共にデザイン事務所(nobiru design)を設立。写真活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あいくん
10
☆☆☆森弘子さんは太宰府保存協会の仕事をなさっています。文化財保護行政と歴史まちづくりに関わっています。 この本は太宰府天満宮付近のガイドです。安本多美子さんの写真がきれいです。写真はなんといっても飛梅です。福岡国体は「飛梅国体」と呼ばれました。三月第一日曜日の曲水の宴は今も行われます。王朝絵巻の世界だそうです。竈門神社の桜、観世音寺参道の若葉のトンネル、宝満山の曼珠沙華、コスモス、太宰府政庁跡のイチョウはきれいです。菅原道真公の伝説が飛梅伝説はじめいろいろ書かれています。万葉集の歌碑もあります。 2019/07/05