出版社内容情報
「じゃあさ、君の残りの時間を俺にちょうだいよ」
××しようとした夜、私は幽霊に出逢ったーー。
真っ暗な夜空に、青い月だけが光り輝いている。
高校3年生の水無瀬二葉(みなせ・ふたば)は、市内で自殺スポットとして有名な鉄橋の上にいた。
「ねえ、何をしてるの?」
鉄橋の手すりに足をかけた二葉に声をかけたのは自称幽霊の少年、レイ。
レイは最後の日が来るまで、鉄橋にやってくる自殺志願者を止めてほしいのだと言う。
彼の言葉を受けて、18歳の誕生日までの四週間をレイと過ごすことになる二葉。
レイはなぜこの鉄橋に囚われているのか?
4週間後、二葉が願ったこととは?
私が死ぬまで、あと26日。
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「でも、レイ君は幽霊だからなぁ」
呟いた自分の言葉に、思わず苦笑いを浮かべてしまう。
幽霊じゃなければ、レイ君と出会うこともなかった。
でも、幽霊だから一緒に生きることもできない。
それがどうしてこんなにも苦しいのか。
その答えを出すことを、私はまだためらっていた。(本文より)
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自分以外のために回っていると思っていた世界で、君と過ごした日々。
それは、今までの人生の中で一番生きていると思えた時間だったんだよ。
【目次】
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
オセロ
49
良かったですね。 自殺の名所で命を断とうとしていた少女と幽霊の少年のボーイ・ミーツ・ガール。自殺という重いテーマに丁寧な心理描写のおかげでいろいろ考えさせられます。ストーリー展開は予想通りでしたが、少女と幽霊の少年の会話のテンポが良く、終始飽きることなく、良い読了感でした。2026/04/25
なみ
12
高校3年生の二葉は、自殺スポットとして有名な鉄橋で自称幽霊の少年、レイと出会う。 レイや、鉄橋を訪れる人たちとの交流によって、二葉は少しずつ変わっていき──。 レイの秘密が徐々に解き明かされていく展開に、ページをめくる手が止まりませんでした。 温かいラストも素敵で、とても優しい1冊です。2026/03/09
美月
4
泣かないで読むことできない作品。他人からは些細なことって思うかもしれないけど、当事者からしたらそれは大切なこと。わたしも新卒時代毎日生きてくの嫌だな~とか、会社の屋上から飛び降りたら会社は少しは変わるかなとか色々考えていた過去あるから、二葉の気持ちはとっても共感できた。2026/06/11




