内容説明
政治のこと、よくわからないまままた選挙が来てしまった人へ。政治とは何か―その本質に迫る、古代ローマ最大の政治家・キケロの言葉。佐藤優解説。
目次
日本語版まえがき 政治が遠い、そう感じている人にこそ読んでほしいキケロの言葉(佐藤優(作家・元外務省主任分析官))
プロローグ
第1章 法と政治体制
第2章 政治家の心得
第3章 派閥と友情
第4章 移民と戦争
第5章 悪政
堕ちた国家―キケロ自身によるエピローグ
著者等紹介
キケロ,マルクス・トゥッリウス[キケロ,マルクストゥッリウス] [Cicero,Marcus Tullius]
紀元前106年~紀元前43年。古代ローマの政治家・哲学者・文筆家。ローマ帝国の南に位置する街アルピヌムで騎士階級の家に生まれる。シキリア属州判事時代に政治の腐敗を雄弁かつ鋭く指摘、その後、数々の官職を経験し、紀元前63年に執政官(コンスル)に選ばれる。カエサルの後継者マルクス・アントニウスと反目したことで、アントニウス側の手によって命を落とす。存命中はその卓越した文才を生かし、『国家論』をはじめ、政治や倫理、宗教、老いなど幅広いテーマで著作を記した
フリーマン,フィリップ[フリーマン,フィリップ] [Freeman,Philip]
人文学教授。ペパーダイン大学でフレッチャー・ジョーンズ西洋文化講座(西洋文化の各分野の博士号取得者が集まるプロジェクト)を主宰する。著書多数。カリフォルニア、マリブ在住
竹村奈央[タケムラナオ]
1973年、茨城県生まれ。同志社大学文学部卒業。アルバイト先の閉店を機に40代で英語をやり直し、現在は出版翻訳に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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