出版社内容情報
「ずばり言わしてもらうなら、生きることが下手な人間ほど、神さまや、仏さまに近いと私は思う」―。
・うまく他人と調子を合わせられない人
・働いても働いても金のたまらぬ人
・騙されても騙されても人を騙す側に回れぬ人
・一生懸命やるわりには人に良く思われぬ人
・人に頼むことが苦手でくたびれはてる人……
“世渡り下手”な人に贈る勇気の書!
内容説明
名著復刊!“どうしてもうまく立ち回れない人”に贈る勇気の書。生きる意味を再発見する、救いの人生論。
目次
第1章 放り出して生きる(雪ふる逢へばわかれの雪ふる―放浪の俳僧、山頭火;無明の闇が、無明のままに輝く―盲目の念仏僧、暁烏敏;大事なものをバアッと放り出す―虚空に消えたフーテン僧、普化)
第2章 生きたいように生きる(龍が玉を吐くようにいのちを吐く―ある女好きの男の硬骨の人生;おまえも死ぬぞ―不器用にまっすぐ生きた毎田周一;おかしな男のまっしぐらな真実―呑んだくれのトラック人生)
第3章 きびしく鮮烈に生きる(美しき人になりたく候―會津八一の鮮烈な生きざま;歌を詠む者は、凛々としていなくてはならぬ―生涯病んだ歌人、吉野秀雄;かなしい日はかなしみのみちをゆきくらし―八木重吉と高村光太郎)
第4章 私心なく生きる(はるかなるものの呼び声―坂村真民の詩から;目に見えないものを見つめて―あるキリスト者と妙好人;足の裏から光が出る―私心なき人たち)
終章 愛の環の中に生きる
著者等紹介
紀野一義[キノカズヨシ]
1922年、山口県萩市北古萩の妙蓮寺に生まれる。旧制広島高校から東京大学文学部印度哲学科に入学。1943年12月、学徒動員にて広島五師団工兵連隊に入隊。将校任官後南方の戦地に向かう。出征中、広島原爆にて家族すべてを喪い、財を失う。1946年2月、中国軍の捕虜から解放され帰国。1948年、東京大学卒業。宝仙短大学長を経て、正眼短大副学長。在家仏教団体真如会主幹として仏教文化の啓蒙運動に挺身した。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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でら
Aka
Jas
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-
- 和書
- 笑い/その異常と正常