主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら - 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・

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主婦である私がマルクスの「資本論」を読んだら - 15冊から読み解く家事労働と資本主義の過去・現在・

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784866471891
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

122
これは面白い。主婦とは資本主義側の市民ではないという結論に驚きを覚えた。著者は会社員として働いていたが、2人目の子どもが生まれるのを契機に専業主婦になった。すると一日中家事をしているのにもかかわらず「家で遊んでいる」とみなされた。主婦とは何かをマルクス「資本論」をはじめとした主に社会学の本を15冊読みながら、徐々に資本主義とは自然、女性、植民地という3大要素の上に立っているものであり、現代はそれが逆襲を始めた時代だと考える過程を、読者が追体験できる構成になっている。主婦という労働を深く考えさせられる良書。2023/04/12

azukinako

38
資本論を含む15冊を読んだ著者の考察が、著者の視点のおかげなのか筆力なのか非常に面白く興味をそそる。仕事をしてキャリアを積んでいた時期と二人目の出産を機に専業主婦となった二つの視点を縦横無尽に渡り歩き、今後どういう視点が必要なのかも見せてくれている。こういう風に読書と通して一つ一つ見せるやり方もあるのかと面白い。主婦たちの暮らす離れ島という視点が非常に面白かったし、魔女狩りの話である「キャリバンと魔女」、「国際分業と女性 進行する主婦化」は読んでみたいと思った。2026/05/28

ケイティ

36
期待以上の面白さと文章力。仕事をしていても専業でも、主婦であることに満足しきれないのはなぜか。15冊の参考文献を読み漁り、歴史的背景や労働の定義づけから自身のモヤモヤを分解していく。ただ共感を得ることに留まらず、客観的に構造的な理解を深めようとするのが勉強になった。主に女性はずっと名もなき裏方で、経済活動の構成員としてカウントされない歴史が長い。なるべくしてなった経緯から紐解いていく必要があり、双方主観的な対立でなく建設的に取り組みたい。2023/07/18

to boy

26
専業主婦は「家で遊んでいる」と思われることに疑問を抱き、なぜ男性は(未婚の女性までも)そういう考え方をするのかをその根源を探る著者。韓国と日本の違いはあれど、根は同じような気がする。資本主義が男性に給料を払い働かせ、その再生(休養、食事、掃除・洗濯など)を女性に押し付けてきたと言う。女性よ、家事から解放され外で働け、というのか、家事にも賃金を払えというのか、どちらも難しい世の中。育児と仕事の両立という永遠の課題も書かれていて面白かった。2023/04/04

kamakama

24
主婦という名の女性たちが背負っている労働が、現在の資本主義社会からは価値ある物として認めてもらえない物ばかりだったとは思ってもみませんでした。だから、保育士や幼稚園の先生、介護職などの支援職は、とても価値ある仕事であるにも関わらず、あんなにも少ない給料しかもらえないんですね。目からうろこが落ちるとともに、なんとも腹立たしい思いです。でも、読んで良かった。ここに書かれた視点を忘れないようにしながら、今後読書に励もうと思います。2023/06/16

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