内容説明
本書で伝えたいこと。大作曲家の作品に“バッハが宿っていないもの”はない。“フーガの技法”はなぜ「ニ短調」で書かれたかを、初めて解明しました。「自筆譜」を学べば、「対位法」「和声」が自然に身についていきます。
目次
シューマンは曲集「ユーゲントアルバム」第1番を、なぜ「メロディー」と命名?
ムソルグスキー「展覧会の絵」
ショパン「子犬のワルツ」
Die Kunst der Fugue フーガの技法
バッハ“フーガの技法”は、なぜ「ニ短調」のみで書かれたか
モーツァルト「交響曲第40番」は平均律1巻24番から生まれた
ベートーヴェンピアノソナタ 第8番悲愴第2楽章
Brahmsブラームス交響曲第4番 「3度転調」の秘術を尽くす
チャイコフスキーの「四季」~6月舟歌~の「p」に秘められたエネルギー
ドビュッシーはどのように音楽を学んだか
ドビュッシー:ピアノ独奏のための「Deux arabesques 二つのアラベスク」
Ravelラヴェルのピアノ連弾曲「Ma m`ere l’Oye マ・メール・ロワ」
バルトーク「無伴奏ヴァイオリンソナタ」
著者等紹介
中村洋子[ナカムラヨウコ]
作曲家。東京芸術大学作曲科卒。2008~09年「Open seminar on Bach Inventionen und Sinfonien Analysisインヴェンション・アナリーゼ講座」全15回を東京で開催。2010~15年「Open seminar on Bach Wohltemperirte Clavier 1&2 Analysis平均律クラヴィーア曲集1、2巻アナリーゼ講座」全48回を東京で開催。自作品「Suite Nr.1~6 f¨ur Violoncello無伴奏チェロ組曲第1~6番」のSACDを、Wolfgang Boettcher ヴォルフガング・ベッチャー演奏で発表。2016年「B¨arenreiter-Verlag ドイツのベーレンライター出版社」が刊行したJohann Sebastian Bach 原典版 Urtext「Goldberg-Variationen ゴルトベルク変奏曲」など、バッハ鍵盤作品楽譜の「序文と注」の日本語訳と、「訳者による注釈」を担当。自作品のCD『Mars 夏日星』)(ギター二重奏&ギター独奏)を発表(ディスクユニオン、アカデミア・ミュージック、銀座・山野楽器で販売中)。2016~17年バッハ「ゴルトベルク変奏曲」のアナリーゼ講座全10回を、東京で開催。2017年「ベーレンライター・バッハ平均律第1巻」楽譜に添付の解説書を執筆。バッハ自身が書いた「序文」を詳細に分析し、バッハがこの曲集で何を追及したかを綿密に解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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