内容説明
ビル・エヴァンス最期の日々を追いながら、マスタリングによる音色の差異を喝破する“絞殺された白鳥の歌”ほか全16章を収録。録音作品の「外の世界」への想像力をかきたてる“耳”からウロコのジャズ/オーディオ・アンソロジー。
目次
絞殺された白鳥の歌―ビル・エヴァンス最期の日々~『コンセクレイション』『ザ・ラスト・ワルツ』
深海の二重奏―ビル・エヴァンス&ジム・ホール『アンダーカレント』の暗流する低音
ルディ・ヴァン=ゲルダーとロイ・デュナンは間接音にいかなる対処を試みたのか―知られざる録音史の探究
一休み、一休み―録音スタジオの最高峰、サーティース・ストリート・スタジオとフレッド・プラウトの名技が生んだ『タイム・アウト』
ストレイト、ノー・チェイサー、バット・リミックス―装置の限界に挑戦。セロニアス・モンクとスタインウェイの鬩ぎ合い
ゼロ年代版『カインド・オブ・ブルー』?―21世紀を代表するSACD
ライジング・スター・フロム・フクイ―あなたはユウコ・マブチを知っているか?
カナダからのオファー―ポール・デスモンド晩年の冒険
ウィー・リメンバー・ボックスマン―レイ・ブライアントの隠れた宝物
ノーマン・グランツをめぐるワン、ツー、スリー―フレッド!エラ!!オスカー!!!
パリの二分法―バルネ・ウィランの優秀録音を見分けるには
ジャズとマフィアと戦闘機―baaaadなテナー・プレイヤー、ボブ・キンドレッドの優秀録音
モーションからエモーションへ―セシル・テイラー・ファン必聴のスーパー・セッション『ネイルド』
ビル・エヴァンス:ファースト・トリオのベストCDを探る
ルディ・ヴァン=ゲルダ―/シグネイチャー・サウンド―ルディ・ヘイツ・ヴァイナル?
著者等紹介
嶋護[シマモリ]
群馬県出身。音楽全般やオーディオについての執筆と翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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