出版社内容情報
林 央子[]
著・文・その他
内容説明
1937年創刊の企業文化PR誌の先駆け、資生堂『花椿』の編集部を語った、はじめての本。1988年資生堂に入社以来、2001年に退社するまで、『花椿』編集室に所属した林央子が、当時の名物編集長・平山景子氏やアートディレクターの仲條正義氏から編集のいろはを学んでいく過程や、国内外のクリエイターと交遊を深めた舞台裏と、そこから現代に通じるアートやファッションの紹介者として世界をリードするまでを綴る。
目次
プロローグ 日本の女性のための雑誌をつくる
自由への編集―『Purple』編集長エレン・フライスとの出会い
エレン・フライスとつくったシティ・ガイド
誌面づくりの背後で交わされた対話
あたらしい価値観―『CUTiE』が台頭した90年代
ヒロミックスと重ねた『花椿』の誌面づくり
「リアル」が問われた時代にあらわれた、ジャパニーズ・ビューティー
都築響一さんの編集姿勢―誰も伝えないなら、自分が伝える場をつくろう
アルフレッドさんのスパイシーなニッポン談義
ガーリーカルチャーからスーザン・チャンチオロに出会う〔ほか〕
著者等紹介
林央子[ハヤシナカコ]
編集者、ライター、キュレーター、リサーチャー。ICU卒業後新卒で1988年資生堂に入社。以来、2001年に退社するまで、花椿編集室に所属。フリーランスになってからは雑誌などに執筆するかたわら、02年に『here and there』を創刊。96年「Baby Generation」展や14年「拡張するファッション」展のように、出版物に端を発した展覧会の創出に携わってきた。著者に『拡張するファッション』『つくる理由』、編著に『拡張するファッション ドキュメント』、訳書に『エレンの日記』などがある。2020年~21年にロンドンのCentral Saint Martinsの修士課程でExhibition Studiesを学んだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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