内容説明
映画『月世界旅行』(1902)からドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』まで。映画、小説、ドラマ、神話…各巨匠が自身のインスピレーション源を語り尽くす。知られざる「フォース」の正体とは!?ここでしか語られていない、驚愕の映画制作の舞台裏も。
目次
FOREWORD サイエンス・フィクションの遺伝子
1 エンターテインメントとしてのサイエンス・フィクションを目指す
2 社会の写し鏡として生き続ける地球外生命体
3 夜空を見上げ星間旅行を夢見てきた私たち
4 時空を超えて
5 美しきモンスター
6 混沌の預言者たち
SPECIAL LESSON サイエンス・フィクションを演じる者
AFTERWORD 加速する時代の中でSF作品はどう姿を変えるのか。
著者等紹介
キャメロン,ジェームズ[キャメロン,ジェームズ] [Cameron,James]
映画監督。カナダ出身。『殺人魚フライングキラー』(1981)で映画監督、脚本家としてデビュー。続く『ターミネーター』(84)で一躍スター監督に。97年、『タイタニック』が空前の大ヒットを記録し、アカデミー賞歴代最多タイの11部門での受賞を成し遂げる
阿部清美[アベキヨミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
73
「ジェームズ・キャメロンのストーリー・オブ・サイエンス・フィクション」というテレビ番組の採録だそうだ。キャメロンが語り合う相手は、スティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、クリストファー・ノーラン、ギレルモ・デル・トロ、リドリー・スコット、アーノルド・シュワルツェネッガー。SFへの想いや体験、自作の創作過程、現実社会や未来像、等、実に興味深い内容に話は及び、読み応えある。キャメロンのコンセプトアートに目を奪われる。多くの監督が「ゴジラ」に言及しているのも嬉しい。このテレビ番組、見てみたいなぁ。2021/01/07
yyrn
28
宇宙船、異星人、モンスター、ロボット、超能力、ワープなどなど、人間がこれまでに考え出した「空想科学」の世界を、様々な本と映画を通して、その歴史をたどりながら俯瞰して見せてくれる本。▼「タイタニック」や「アバター」のジェームズ・キャメロン(65)がホスト役となって6人のゲストを迎え、古今東西のSF小説や映画を俎上に載せ、荒唐無稽なB級扱いの時代からメジャーとなった転換点とか、その後の多様性や未来への可能性など、各人と論じあったTV対談の書籍化でもある。⇒2021/05/04
ぽてち
23
キャメロンがホスト役を務めたテレビ番組を書籍化したもので、スピルバーグ、ルーカス、ノーラン、デル・トロ、スコットの5人(登場順)の映画監督、そして俳優シュワちゃんとの対談が記録されている。内容はSF映画をメインにした雑談に過ぎず、サブタイトルの「創作講座」は盛り過ぎかと……。でも興味のある人には楽しめる内容だとは思う。ぼくもガキの頃から筋金入りのSFファン(小説も映画も)なので、登場する作品のどれもが懐かしく、監督たちの話に共感した。しかしこの人達の才能は本当にすごいなあと改めて感心してしまう。2020/12/27
ぐうぐう
22
同タイトルのTV番組を書籍化。ジェームズ・キャメロンがホストとなり、5人の映画監督(スティーヴン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、クリストファー・ノーラン、ギレルモ・デル・トロ、リドリー・スコット)と、アーノルド・シュワルツェネッガーをそれぞれゲストに迎え、SFをテーマで語り合う。キャメロンがインタビュアーであるため、技術論になるかと思いきや、SFというお題があるため、創作論を軸に、哲学的考察に対話が展開していくのがいい。CGや3Dといった革新技術を映画において開発してきたキャメロンは、(つづく)2020/10/26
kei-zu
11
紹介される古今の名作が色鮮やかなポスターやスチールは非常に楽しい。本書の中心人物であるジェームズ・キャメロンのスケッチも資料的価値が高い。 だが、内容はTV番組がもとになったせいか、各分野の概論も通り一遍で、ゲストとの対談も表層的なやり取りが少なくない。「スターウォーズ」の「汚れた未来」は、ルーカス個人の世界観によるものでもあるまい。 また、翻訳がひどい。特に対談は、会話がかみ合って感じないほどだ。会話の口調も、キャメロンがアカデミー監督とはいえ、ルーカスやスピルバーグ相手にタメ口はおかしいでしょう。2021/02/23
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