出版社内容情報
【最先端の脳科学研究を、日常生活に役立つかたちでわかりやすく紹介】
脳トレゲームでも、サプリメントでもない。
日常のなかの「めんどくさい」が、あなたの脳を守っている。
【30‾50代】【60‾70代】の世代別「脳を守る新習慣」とは。
80歳を超えても、50~60代の人と変わらない記憶力を保つ人がいます。
彼らは「スーパーエイジャー」と呼ばれ、世界中の研究者から注目されています。
一方で、60代から認知機能の低下が進む人もいます。
同じように年齢を重ねても、なぜこれほど大きな差が生まれるのでしょうか。
本書の著者は、ハーバード大学医学大学院で、脳イメージングを用いて認知症や加齢について研究する気鋭の脳科学者。これまで数千人分の脳スキャンを解析してきた研究から見えてきたのは、「老い方は人によって大きく異なる」という事実でした。
最新の研究では、認知症のリスク因子のうち約45%は、生活習慣や環境を整えることで改善できると報告されています。つまり、脳の老化はただ受け入れるしかないものではありません。自分でコントロールできるのです。
本書では、
・80歳でも若々しい記憶力を保つ「スーパーエイジャー」の脳の秘密
・「ただのもの忘れ」と「認知症」の境界線
・認知症のリスクを左右する遺伝と生活習慣
・脳が身体の未来を先読みする「アロスタシス」の仕組み
・1滴の血液や1枚の脳画像から見えてくる「脳の未来」
・30~50代、60~70代で変わる「老いない脳」のための習慣
などを、気鋭の脳科学者がわかりやすく解説します。
これからの人生を、最後まで自分らしく生きるために。
ハーバードの最前線から届ける、「脳の老化」との新しい付き合い方。
【目次】
Introduction 老いは十人十色 同じ80歳で、なぜこんなに差がつくのか
脳の老化の差は何が決めるのか
老化は、自分でコントロールできる
脳科学からみた「老い」
「超高齢社会」としての日本
第1章 80歳なのに50代の記憶力 「スーパーエイジャー」と呼ばれる人たち
なぜあの人は“若い”のか
「老い」は充実させることができる
「スーパーエイジャー」とは何者か
特徴① 脳の特定部位の萎縮が遅い
特徴②「術後せん妄」になりにくい
特徴③ 脳内高速道路が整備されている
特徴④ タウの蓄積が少ない
特徴⑤「社会的なつながり」に関わる脳の部位の密度が高い
遺伝的なリスクは、それ以外の要因でカバー可能?
スーパーエイジャーに共通する「質の高い人間関係」
「めんどくさい」ことをこなし、「努力して生きる」
多様な集団での研究
スーパーエイジャーが私たちに教えてくれること
第2章 「ただのもの忘れ」と「認知症」の境界線 脳のなかで起きていること
認知症は1つの病気ではない
認知症の多様性
①アルツハイマー病──最もよく知られた認知症
②脳血管性認知症──血管を守ることが、脳を守ること
③前頭側頭型認知症──「人が変わった」と言われる病
④レビー小体型認知症──見えないものが見える病
なぜ「誤診」が起きるのか
認知症治療の可能性
14のリスク因子と予防
遺伝か、生活習慣か
「まだ若いから大丈夫」ではない
「軽度認知障害」は正常に戻せることもある
第3章 脳は「身体の未来」を先読みしている 老化を左右する「アロスタシス」の仕組み
脳と身体は対話する
脳の予測的な身体調節「アロスタシス」
内受容感覚が衰えると「騙されやすく」なる
老化によってアロスタシス能力が落ちる理由
認知症は「故障」としてだけ見てよいのか
血液検査で認知症リスクがわかる
「ストレスは体によくない」本当の理由
なぜ生活習慣の改善が認知症予防に効くのか
認知症は、介護する人の老化も加速させる
診断の先にある予後予測
第4章 脳の未来予報は可能か 1滴の血、1枚の画像から読みとれること
なぜ「未来」が予測できるのか
脳画像は数年先の衰えを言い当てる
MRIが語る予後と「潜在的脆弱性」
変化を「測る」クラスタースキャンの挑戦
病の広がりを「せき止める」
1滴の血、1枚の画像が未来を語る
第5章 今日から始める「老いない脳」の習慣 30~50代・60~70代の脳マネジメント
「あなたのための脳マネジメント術」
いつ始めるかで、打つべき手は変わる
【世代別戦略】30~50代の「将来への投資」
【世代別戦略】60~70代の「いますぐできるリスク軽減」
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